2011年11月16日水曜日

私が警察のエライヒトだったら


もしもそうなったら、日本の道路から信号を無くします!


というのは大袈裟ですが、たぶん信号の数を今の4分の1くらいにすると思います。

理由は、ムダな信号機が多すぎるから。

幹線道路はいざ知らず、住宅街や田舎のロクに交通量もないところにやたらと信号がある。

意味なく停車させられてるなあと思うこと、よくありませんか?


以前にアメリカの道路はひどいぜという話をしましたが、信号機についてはアメリカいいじゃんと思うところがあります。

交通量が少ないところで、日本だったらイカニモありそうなところに信号がないんです。

そのかわりに全車停止の標識が立っている。 交差点に先に来て停まったクルマから順に横断していきます。

信号機なんかなくったって用は済むんです。

ほかにクルマも歩行者も見当たらないとき、ちゃんと停まらずに行っちゃうヤツもなかにはいます。

でも、ほとんどすべてのドライバーが律義に停止しており、信号機なしで交通安全が保たれていることがわかります。


そりゃ中にはとんでもないキ〇ガ〇ドライバーもいますよ。

でも何百人何千人にひとりそういうヤツがいるからといって、なんでもかんでも信号機立ててたら、いくら信号があってもたりない。

アメリカ社会は、国民ひとりひとりが自分の判断で行動することが原則。

しかし、なんの規制もなく交通安全が守られるわけはないので、規則はつくる。

 「規則だから停まれよな」  「停まらずに事故ったらそれはアンタの責任」 というのがアメリカだとすれば、

「規則を守らないやつがひとりでもいると大変なので、全員を絶対に停車させる」 といって信号機をおっ立てまくるのが日本。

行政が過剰に面倒見がいいというか、やたらに規制をかけることが仕事だと思っている。

行政は悪者?

いえいえ、規制に本気で文句を言わない国民が招いた事態です。


ところでアメリカの碁盤の目のような住宅街を走っていると、交差点ごとに全車ストップになっていることが多く、最初のころはうんざりしたものです。

でもあるとき、これって 「必要に応じてちゃんと停車する」 訓練みたいなもんだなあと思ったんです。

日本では、変なところに信号があるおかげでイライラと停車することが多く、青になるとすごい勢いで飛び出していくクルマが多い (←俺もちょっとやった)。

それだけじゃなく、信号がないところでは一切停まる気がないようなドライバーも多い (←これはなかったな)。

つまり、やたらと規制に縛れているぶん、規制がはずれた瞬間に野放しになる。

ふだん盲目的に信号に従っているだけで自分で考えていないので、信号さえ守ればあとはどうでもいいじゃん的な行動になるんじゃないか。

アメリカ式の交差点では、 「停まるのはアンタだよ」   「停まるのはアンタだよ」 と繰り返し言われているような気がします。

するとそのうち 「おれはちゃんと停まるドライバー」 みたいな意識 (または無意識) ができて、ここはもしや? みたいな場面ではとりあえず停止するようになる。

走る黄信号、走る赤信号みたいなもんです。


てなふうにアメリカ方式に感化された私としては、日本へ帰ってエライヒトになり、信号機を撲滅じゃなかった減らすことが大事な仕事になります。

でも、そうは問屋が卸さないでしょう。

信号機との戦いとはすなわち、信号機を売ったりメンテナンスしている企業をふくむ 交通安全業界とのいろんな癒着 との戦いになるから。

信号機メーカーが警察OBの有力天下り先ってのは、よく知られている話。

全国の道路にせっせと信号を増やせば、警察ファミリーいつまでも安泰だぞと。

信号増やすの簡単ですよ。

「この交差点は危ない」 と警察が認定すれば、あとは予算さえぶんどってくればOK。

どこからも文句は出ない。 交通安全という葵の御紋にさからえるやつはいないから。

いま、信号のない交差点で事故が起きてしまいました。

不幸なことに死亡事故。 二度とこんな悲劇を起こしてはなりません。

はい、警察が何を考えているところかおわかりですよね。

「信号機増設、一丁あがり!」


・・・ 私がどんなにエラくなっても、崇高なる目的達成の道のりは遠そうです。



11/16のトレード結果です。 

 
EUR/USD

200SMA: 下降
フェーズ: 下降フェニックス (買い・売りNG)
損  益: なし

そもそもボックスからのブレークがありませんでした。 次の展開が楽しみです。



EUR/USD 成績表



EUR/JPY

200SMA: 下降
フェーズ: 下降フェニックス (買いNG)
損  益: なし

上へ微妙にブレーク しましたが、マイルールにより見送りました。
 


EUR/JPY 成績表



もうひとつ、こっちへ来てへーと思ったのは、交差点の監視カメラが多いこと。

主要な交差点だけじゃなくて、けっこうマイナーな場所にも取り付けられていて、信号無視するとパシャっときてハイ罰金。

正面から見ると信号機の
陰になっているシャイなやつ
なのでアメリカのドライバーは、黄色に変わると全力で停まります。 微妙なタイミングでもやられるので (他の州は不明)

だから日本でよく見る 「黄色は加速」 ぽい運転は皆無といっていい。

交通事故ってのは 大半が交差点 で起きていますから、監視カメラはけっこう安全に貢献してるんじゃないかな。

しかもこのカメラ、ちょくちょく場所が変わるので、どの交差点も油断ならない。

めんどくさいので(!)結局いつでも信号をよく守るようになります。

やたらに信号機を増やすのではなく、まずは自己責任と良識による行動を促すのがアメリカ流の道路行政だと思いますが、だからといって野放しではない。

信号機を監視カメラでパワーアップすることもそのひとつ。

日本には信号が10台あるが、みんなちょっとずつ舐めた態度で使っている。

アメリカには3台しかないが、そのうち1台ぐらいに 取り付けられているかもしれない 監視カメラのせいで、ちゃんと守られている。

その効果の比較は難しいけど、ドライバーの意識を育てる効果をふくめて考えると、私はアメリカ方式に分があるような気がする。

ひとりのドライバーとしての実感です。


アメリカから持ち帰りたいものなんてたいしてないけど、この監視カメラはいいなあ。

日本はスピードカメラが主流だけが、やっぱカメラは交差点でしょ。

だから警察のエライヒトになったあかつきには、これを増やします。

同時に、監視カメラ屋さんと警察があんまり〇〇しないようにも頑張りますので応援してください。

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