都内の運転免許試験場で免許の更新をしてきました。
ほんとは何か月か先なのですが、そのためだけに帰国はできなので、今回前倒しで更新しました。
過去5年以内に違反があったので2時間の講習を受けることに・・・
受け取った教材を見て、いつものアマノジャクが出てきました。
つまり、これはどでかいビジネスやなーという視点。
もっと言えば、巨大な利権やなー、と。
教材は4種類あり、そのうち2冊が財団法人全日本交通安全協会が発行したテキスト。
監修は警察庁。
ということは、このテキストは全国で使われていると思われるのですが、ではいったい年間何冊が配布されているのか?
取材・調査するのがめんどくさいので、以下は私の勝手な試算。 でらためだと思ってくださってかまいません。
全国で免許関連の講習を受ける人は何人いるのか?
◆日本の運転免許保有者8000万人 (←これはほぼ正しい)
◆平均4年に一度更新するとして、年間2000万人が更新
◆そのうち半数が講習を受けると仮定して1000万人。
だとすればですよ、全日本交通安全協会が発行するテキスト2種類×1000万冊=2000万冊。
よく出版物のミリオンセラーなどといいますが、出版不況が叫ばれて久しいこの時代に100万部も売れる本は化け物のなかの化け物。 夢のような売り上げです。
夢のミリオンセラーの20倍売れる商品を持っていたら、その会社はあり得ないくらいウハウハ。
しかもそんな売り上げがたぶん来年も、再来年も、その先も保証されているとしたら・・・
しかもそんな売り上げがたぶん来年も、再来年も、その先も保証されているとしたら・・・
今「売れる」といいましたが、免許講習のときにテキストを「買った」記憶のある人はいないと思います。
ではあのテキストは無料なのか?
そんなこたーありゃーしませんぜ旦那。
あなたが支払った更新手数料3000~4000円あまりのなかにしっかり含まれているのです。
講習が終わった瞬間にテキストをぽいぽい捨てる人がいて、その気持ちはわかるけど、ありゃあなたが自腹切って購入したものなんですぜ。
講習が終わった瞬間にテキストをぽいぽい捨てる人がいて、その気持ちはわかるけど、ありゃあなたが自腹切って購入したものなんですぜ。
ではテキストはいったいいくらするのでしょう?
値段が書いてないのでわかりませんが、ふんだんなカラー印刷を上質紙にほどこした冊子ですから、少なめに見積もって仮に1冊200円としておきましょう。
200円×2000万冊=40億円
値段が書いてないのでわかりませんが、ふんだんなカラー印刷を上質紙にほどこした冊子ですから、少なめに見積もって仮に1冊200円としておきましょう。
200円×2000万冊=40億円
繰り返しますがこれは私のデタラメ試算。
でも、こんな厳しい時代に絶対に逃げない客がいて年間40億円の売り上げをさせてくれるなんて、そんなおいしい話があったらどうでしょう?
あまりの羨ましさに発狂する中小企業経営者がぞろぞろいることでしょうね。
そう。
交通安全協会(全国組織も都道府県ごとの組織もある)のビジネスとはこのように美味しいものなんです。
ほんっとに簡単なビジネス。 だって、講習を受けなきゃ免許更新してあげないよーという規則を警察が作り、講習にはテキストが必要でーすといった瞬間に千万冊単位のテキストが捌けるんですから。
はい、もうおわかりですね。
でも、こんな厳しい時代に絶対に逃げない客がいて年間40億円の売り上げをさせてくれるなんて、そんなおいしい話があったらどうでしょう?
あまりの羨ましさに発狂する中小企業経営者がぞろぞろいることでしょうね。
そう。
交通安全協会(全国組織も都道府県ごとの組織もある)のビジネスとはこのように美味しいものなんです。
ほんっとに簡単なビジネス。 だって、講習を受けなきゃ免許更新してあげないよーという規則を警察が作り、講習にはテキストが必要でーすといった瞬間に千万冊単位のテキストが捌けるんですから。
はい、もうおわかりですね。
交通安全協会と警察は共存共栄の関係。
警察は協会が儲かる仕組みを作る、協会は警察OBの天下りを受け入れて高給を支払う、という例のアレです。
私は講習もテキストも一切不要だとは言いません。 一定の効果はあると思います。
でも、免許をめぐって今おこなわれているいろいろなことは明らかに過剰だし、その過剰サービス=私たちの過剰負担によってうまい汁を吸っている連中がいることが許せません。
本屋には並ぶことのない隠れたベストセラー。
その背景にはどろどろズブズブの利権がどっかりと横たわっています。
だからといって講習拒否! みたいな行動にそう簡単に出られないところが私たちの辛さではありますが、皆さん、次の免許更新のときには、こういう世界があるんだっちゅうことをちらりと思いだしてみてくださいね。
やられっぱなしではつまらないので。
ついでに言えば、テキストだけじゃなくて、警察が 「交通安全のため」 という葵の御紋のインロウのような題目を唱えていろいろやっている事業というのは、けっこうでかいビジネスとして全国の交通安全協会=警察ファミリーのフトコロをうるおしています。
また別の機会にご紹介しますけど。
6/9のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 下降
フェーズ: 下降ユマ
損 益: 42pip
GBP/USD
200SMA: 下降
警察の「交通利権」の話でいえば、日本は信号機がやたらに多いなーということを外国から帰ってくると感じます。
信号機のひとつひとつは、警察が「安全上必要」と認めて設置したというのが建前ですから、それ要らないだろうとはなかなか言えません。
そこがつけ目といえばつけ目ですよね。
警察がせっせと予算をぶんどってきて信号設置につぎ込めば、その関係企業が儲かる。
となると交通安全協会と警察のあの関係を思い出してしまうのは私だけ?
日本には信号が多い。
のかどうかちゃんと調べておらず、あくまで私の印象。 いつか根拠となる数字がみつかったらご披露したいと思います。
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