2011年6月25日土曜日

留学生は奴隷か

わたし的にはすごく驚いた話なんですが・・・

まず、本人から直接ではなく、また聞きであることをお断りしておきますが、なんだか落ち込む話だったもので。


アメリカの大学に留学している日本人・・・といっても、中央官庁の若い官僚が費用役所持ちで大学院に来ているパターン・・・の体験談。 というか現在進行形の悩み。

彼らはそれぞれの専門分野を深める、もしくは広げる目的で留学しています。 大学院ではみっちり2年間学んで修士の学位を取ります。

ハイレベルな学問を英語でやりながらアメリカ人について行くんですから、けっこう大変らしいです。 そうでなくてもアメリカの大学(院)は世界のどこよりもバリバリ勉強させられるみたいだし。

そんな留学生活ですが、夏休みは長いです。 たとえば5月中旬から8月中旬までの3カ月間とか。

いくらハードな留学でも、3カ月まるまる自習する必要はないので、留学生たちは見聞を広げるためあちこちへ旅行に出ることが多いとか。

広大なアメリカ国内はもちろん、地続きのカナダやメキシコなら手軽に出かけられます。 ヨーロッパへの旅行も、日本から行くよりずいぶん安上がりです。

せっかくのチャンスなんだから羽根をのばすなり社会見学するなり、じゅうぶんにやってきてほしいと思うわけですよ、私なんかは。

ところが東京の役所の皆さんはそう考えてないんだな、これが。


外国になんか勝手に出ちゃダーメ


というのがだいたいの省庁のオキテらしい。

勝手に出ちゃダメというのは、じゃあ申請すればいいのかというと、ヨホドの事情がない限り許可しないという世界のもよう。

省庁によってはカナダのみOKみたいな例はあるらしいが、総じて留学先の国から出ることはご法度のようです。


なんで?

この肝心な部分がまた聞きのためハッキリしないのですが、留学=職務中であるにもかかわらずチャラチャラ物見遊山に行くのは駄目という雰囲気なんですな、これが。

ええーっ? 

いくら公務員だからって、留学中夏休みに旅行する自由もないの?

頑張って勉強したんだから少しは遊ばせてやってよ。

てゆーかですね、留学生たちが旅行でまた成長するだろうとか考えないの?

あ、旅行だめだとは言ってない? あくまで国外NGだと。

まさか国外は贅沢だから留学生の分際でみたいなんじゃないでしょうね・・・?


とまあ疑問符だらけの決まり (といっても明文化された規則が存在するかどうかは疑問) なんですが、いったいなんでこんなことになってるんでしょうね。

つまり、なぜ留学生をその国に縛りつけておくのか? ひとりの人間の移動の自由を制限するのか?

とりあえず思いつくのは、

あくまで職務で行っているアメリカ長期出張なので、それ以外の国へ行くには新たな業務命令が必要。 だが、そういう命令を出す根拠がない。


なんて感じですが、的外れかな。 だとすればこんなのは?


1)海外旅行がきわめて贅沢な行為だった時代(=戦前とか)の名残り

2)外部(=納税者)から税金使って遊んでやがってとか言われたらめんどくさい

3)留学生は内部で妬まれているのでこの種の嫌がらせをされやすい

4)外国で悪いことに染まって売国奴になる心配がある


勝手の想像しておいて申し訳ないんですが、この「渡航禁止令」、なんだかひどくみみっちい話のような気がしてきて、ちょっと気が滅入りましたわ。

霞が関のみなさん、ごめんなさい。 ほんとに勝手な想像なので。

でも、明治維新のとき、正確にいえばすでに維新以前から、若き日の伊藤博文など多くの若者が法的にも物理的にも命がけで外国に飛び出し、新しい文明を渾身の力で学ぼうとした時代と比べるとですね、なんか日本人のスケールも小さくなったんだろうなあと、そう思ってしまうわけですよ。


2)外からいろいろ言われたくない ってのがあるとしたら、過去にそういう実例があるからかもしれないけど、だとすればそういうのって日本人の妬みグセっぽくてイヤですねー。

マジレスふうに言えば、せっかく多額の費用かけて留学させるなら、一日も無駄せずいろんなことを吸収させる努力をしてほしい。 それは学校だけじゃないでしょ? と、納税者としてはそう思うわけです。



あ、いま日本で税金払ってないですけど私。 




6/24のトレード結果です。 


GBP/USD

200SMA: 下降
フェーズ: 下降フェニックス
損  益: なし

ボックスからのブレークはありませんでした。 先週は水・木とよく動いたので、まあこんなもんでしょうね。


GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



金曜から体調不良を訴えていた下手くそトレーダーですが、かなり持ち直してきたので、来週また集中して頑張るぞ、オー!

下のボタン、ポチしていただけると嬉しいです。 元気なブログの源泉です。

0 件のコメント:

コメントを投稿