やっぱり人生にとってお金は重要です。 切ないくらいにね。
今回の帰国でかかわった身内の高齢者問題。
初期の認知症なので、生活の安全のためグループホームに入ってもらいたいと思いましたが、まだムリだというのが前回のお話。
じゃどうしたらいいの? というので出た案が高齢者マンションでした。
バリアフリー構造、IHの台所、食事サービス、緊急連絡システム、住人の出入りを見守りなどがそろったマンション。
見学したのは、駅から平地を歩いて徒歩4分、向かいには大型スーパー、隣ビルの内科・心療内科と提携して往診もありという至れり尽くせりの安心住居でした。 (駅:小田急江ノ島線高座渋谷)
それだけにある程度のお金はかかります。
入居時に100万円。 毎月の家賃、ケアスタッフ料金、光熱費、その他生活費を合わせて25万円。
おおっと思う方もいらっしゃるでしょうが、蓄えと年金に余裕がある高齢者にとってはさほどでもない金額です。
しかし我らが身内の高齢者にとってはハードルの高い出費。
毎月6万円の年金以外の収入はほぼゼロ。 現在80歳を少し越えていますが、すでにここまでに貯金を取り崩しながら暮らしてきており、残額は100万円程度。
施設に入るにしてもマンションで暮らすにしても、現在ひとり暮らしをしている古家+土地を売ってお金を作る必要があります。
相場によれば、売却後の手取りMAX1800万円というのが確実な線。
しかしこの程度の資金では、大病などをせず平穏無事に暮らしたとしても6年程度しかもちません。
しかもご本人はよく食べよく眠り、内蔵はたいへん丈夫で、初期の認知症以外はいたって健康。 今後20年程度の人生を前提に考える必要があると思われます。
子供はふたり、50代の自営業者と60代の年金生活者。 遠隔地に暮らしており、諸々の事情で親を引き取って同居できる状況にはありません。
ご本人の蓄えが6年後に尽きた場合、生活費から年金支給ぶんを引いた20万円足らずをふたりで負担する覚悟とか。
素晴らしい!
でも私は、ついつい素朴な疑問を口にしてしまいました。
ふたりのうちどちらかが支払えなくなったら、ひとりで20万円払えるの?
そうなってから10年生きたら2400万円になるけど大丈夫?
年金生活者: 覚悟はしている。
自営業者: なんとかなるさと思っている。
あららー。
気持ちだけでどうにかなるなら苦労しねーぞー。
この体制で突っ込んだらカナリやばいぞー。
そう考えた私は、不動産売却は中止して現在のひとり暮らしのまま行けるところまで行ってはどうかと提案しました。
介護保険制度を活用(ご本人は要介護3)してヘルパーが週2~3回訪問、家事の補助のほか、生活状況に目を配ってもらう。
旧式のガスコンロを、温度センサーつき自動停止するものに入れ替える (IHはかなり高いので)。
健康ではあるが脚が弱りぎみのため必要となっている手摺りを行政の補助で設置。
と、極力お金をかけずに今できることはやる。
もちろん100点など取れるわけはありませんし、不安材料はたくさんあります。
でも、不動産を処分してスタートを切ってしまえば、それは引き返せない道ですから、少しでも先延ばしをしようという作戦。
・・・さて、ふたりの子供たちは概ね上記のような方針に落ち着く形勢ではありますが、今後ご老人の認知症が急に進んだりしたら、自宅暮らしは難しくなります。
とすれば最初の案=グループホームという手がありますが、実はグループホームの場合でも、高齢者マンションとさほど変わらない費用がかかるのです。
そう、結局お金の問題なのです。
皆さん、FXは何のためにやっていらっしゃいますか?
お小遣い稼ぎ? 生活費の足しにする?
どーんとフェラーリに乗りたいから?
いろんな目的があると思います。 でも、人生の終末期になったとき、お金がモノを言う範囲がとてもとても広いということを心の隅に置いといてくださいね。
人生、くやしいけどお金。
ばかにならないです。
6/8のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス (売りNG)
損 益: なし
GBP/USD
200SMA: 下降→上昇
ユーロドルの基本ルールは通算損益が▲73pipまで凹んできました。
でもマイルールは頑張ってますよー。
最近、基本ルールが20敗するうち、マイルールは3敗しかしていません。
とにかく負けを避けまくってくれて、いい子いい子。
でもほんとはもっともっと利益を取れるマイルールになってくれればいいのですが、そこんところの方法がはなかなかわからず・・・
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