2011年9月30日金曜日

これは「買い」かも(笑)

私はそういう業界にいたことがないので、風船1個がいくらするのか知りません。

風船といってもいろいろありますが、大売り出しのときに子供に持たせたりセレモニーで派手に飛ばすアレです。

ネットショップで検索するとヘリウム充填用のゴム風船が100個で3000円ほど。

ヘリウムガスのボンベが4000円。

計7000円で100個なら、単価70円。

けっこうするもんなんですね。

で、これが 1万円 に跳ね上がったらけっこう困る人がでてくるだろうという話なんですが ...

原因は将来発生するヘリウムガス不足です。

ご存知でしょうか、世界で使われているヘリウムの大半はアメリカ中部のグレートプレーンズと呼ばれる地帯で産出されているんですって。

燃料として採掘される天然ガスに含まれる微量のヘリウムガスを抽出するんだそうです。

ヘリウムが0.3%以上含まれていないと商業生産には向かないため、どこのガス田でもOKというものじゃないとか。

こんなことぜんぜん知らなかったけど、けっこう貴重なものなんですね。


ところが最近、全米研究評議会という学術機関がショッキングな数字を発表しました。

アメリカのヘリウムガス生産は、備蓄ぶんの放出をふくめて2015年にはゼロになるというんです。

驚いちゃいけませんよ、現在アメリカが世界のヘリウムガス生産に占める割合は 90% 。


ええっ ...


アメリカ以外の生産国、ロシア、ポーランド、アルジェリア、カタールではすでにいくらかの増産体制もとられているようですが、世界の生産量が落ちることは必至といわれています。

そんななかヘリウムガスの需要は伸びる一方。

科学研究、産業、医療分野などでの用途が広がったことから、2007年の消費量は2002年とくらべて倍増しました。

今後、ヘリウムガスの奪い合いと価格高騰は確実。


そしてなんとなんと、地球のヘリウムガス資源は結局のところ40年後には 枯渇 するとも言われているんです。


ぐぇげっ...


なので今後は、ロケットエンジンのためにヘリウムガスを使うNASAのような大口ユーザーがガスの リサイクル を進めることがすごく重要になるというんですが、どのみち最後はなくなっちまうんだったら、いずれは

風船1個1万円になりまーす♪

てなレベルまでガスが値上がりすることは確実。

もちろんそんな風船を売る人も買う人もいないだろうけど、ヘリウムガス不足の社会への影響はかなり大きいんじゃないだろうか?

でもオゾン層を破壊するフロンガスのかわりに代替フロンを開発した人類のことですから、いろんな対応を考えるんでしょうけどね。




というわけで皆さんとっくにお気づきでしょうが、
「ヘリウムガス先物」 があったら買っておきたあぁぁぁい
と思ったりしません?


あるいは、
「代替ヘリウム」開発するのはどの会社じゃあぁぁぁ
と、有望銘柄探しをしたくなりません?



うまくすりゃ金どころの騒ぎじゃありませんぜ ...




9/30のトレード結果です。 

(金曜日、ユーロドルはお休みです)


GBP/USD

200SMA: 下降
フェーズ: 下降ツーソン
損  益: ▲11pip

エントリー後30pipまで伸びましたが頭打ちになりました。 金曜日ということもあり、手仕舞い方向で検討開始。

①ピークをつけたローソクが長ヒゲだったので転換が疑われる

②このところ素直な反応が多いストキャスがピークをつけてクロスした

以上の理由で手仕舞い。 直後にドスンと落ちたので、放っておけばストップアウトでした。



GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



この週末、9月の成績をまとめます。

拙者腹は決まっておりまして、心静かに無残な結果を受け入れるつもりでござる。

10月はそれなりの風が吹くでござる。

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