勝てるＮＹボックス: 勝ち方メモ④　祝日もせっせと働こう

より多くの利益を得るためのポイントを考えるシリーズ。

（①はこちら、②はこちら、③はこちらです）

私の基本ルールもマイルールも「（アメリカの）祝日は休め」というふうにはなっていません。

でも、これまで私は祝日にはなんとなく休んでいました。

薄商いのときは相場がイレギュラーだから、という一般論になんとなく合わせていたからです。

ところが今回のバックテスト（２０１１年１～１０月）からは意外なデータが。

ユーロドル　祝日の成績
４勝１敗　８０％　１０３ｐｉｐ獲得

	買/売	損益ｐｉｐ
２／２１	Ｓ	４１
５／３０	Ｂ	２０
７／４	Ｓ	▲３０
９／５	Ｓ	５２
１０／１０	Ｂ	２０

ユーロ円　祝日の成績
２勝１敗　６６．６％　２０ｐｉｐ獲得

	買/売	損益ｐｉｐ
２／２１	Ｓ	▲３０
２／２１	Ｓ	２６
５／３０	Ｂ	２４

以上の数字は、サンプルがあまりにも少ないので統計的に有意でないことを含んでくださいね。

そのうえでのことですが、祝日にＮＹボックスをトレードしても損をしなかった というのが一応の事実。

繰り返しますが、ユーロドルの場合、これが４勝１敗でなくて３勝２敗だったら勝率６０％、というふうに容易に変動する数字です。

ではありますが、とりあえず１０３ｐｉｐを稼ぎだしたという事実にはそれなりの重みがあります。

下のグラフは基本ルールとマイルールの成績を比較するものですが、両方とも祝日トレードを勘定に入れています。

この成績は、祝日もせっせとトレードすることによって得られたものです。

まあ祝日といってもどうせ日本では平日の深夜ですから、トレードしたからって生活を犠牲にするわけじゃないですよね。

逆に、トレードしたぶん得をする 可能性がある ことをこのデータは示しています。

個人的には祝日のトレードをやっていくつもりです。

クリスマスどうするよ？

ところでアメリカの祝日といえば、なんといってもクリスマス休暇が最大。

アメリカのトレーダーはクリスマスの数日前からどんどん相場を離れてお休みモードに突入します。

というか、１２月に入ったら手を出すなというアドバイスを耳にすることもあります。

２０１０年、私はＮＹボックスをやりながら始めて年末を迎えました。

日本でいうところのクリスマス～年末休暇の感覚で、２３～３１日は休業としました。

その間の成績についてはこちらで報告しましたが、

ユーロドルとポンドドルをあわせて　４勝２敗　１５４ｐｉｐ獲得という結果でした。

勝率は平均的ですが、ブレークアウトの伸びがよかったんでしょうね。

以上のことを合わせて考えるとき、薄商いはＮＹボックスの敵ではない（かも） という見方を私はしています。

今年のクリスマスどうするかって？

そりゃまあここまで言ってるんですから堂々参戦するでしょうねえ。

でも、去年とは違う相場かもしれないし、通貨ペアもルールも違うので、別に自信もってるわけじゃありませーん。

平日にも波がある

祝日からは離れますが、曜日別の勝率についてちょっとだけ。

マイルールでトレードした場合の成績をご覧ください。

ユーロ円　曜日別の成績

	勝	敗	勝率％	獲得ｐｉｐ
月	１６	１１	５９．２	２５７
火	８	６	５７．１	２３０
水	１５	６	７１．４	５３６
木	１６	５	７１．４	４４８
金	１７	７	７０．８	４３５

ユーロドル　曜日別の成績

	勝	敗	勝率％	獲得ｐｉｐ
月	９	４	６９．２	２０８
火	７	７	５０．０	１１２
水	１６	１１	５９．２	３１７
木	１１	８	５７．８	１９７
金	２４	３	８８．８	９１２

＜赤文字はワースト、青文字はベストの成績＞

こうして見ると、火曜日は稼ぎが悪い ことがわかります。
（理由は知りません。月曜日にポジションどりが一巡すると相場が方向性を失うからでしょうかね？）

なので、平日どこかで休む必要が出てきたら、火曜日をＯＦＦにするのが最も合理的、青文字の日に休むのが一番残念ということになります。

とくにユーロドルの金曜日はすごい成績ですので、せっせとトレードしたいです。

ただし金曜日のユーロドルは、日足６２ＥＭＡが上向きの場合のみトレード可ですのでご注意。

次回は、「雇用統計や介入などによって相場が沸騰するとき、手を出すのが損か得か」という話ですが、たぶんあさって以降になると思います。

１１／２９のトレード結果です。　