2011年11月22日火曜日

警察のふざけた言い訳


新聞記事を読んで爆笑。

全国の自治体でお金がなくなってきたので、これからは信号機を減らします とのこと。

つまり、地方の財政難はこれからいっそう深刻になるので、都道府県の警察が予算をとって新しい信号機を立てることが難しくなるという話。

信号機の新設は入札で業者を決めるので価格は不明ですが、一基250万円程度という説があります。

新しい信号機どころか、既存のものについても年間数十万円といわれる維持費が払えなくなるため、将来的には信号機が半減するだろうと警察庁。

最近 日本はムダに信号が多いと騒いだばかりのヤツが、そら見たことかと言ってますよー。

だって、信号というのは 「金がないから減らします」 という程度の重要性だと、警察自身が白状しちゃってるんですから。

もちろん、主要な交差点などの誰が見ても必要な信号じゃないですよ。

交通量の少ない場所に警察が交通安全のお題目を唱えて立てまくった、どうでもいい信号のこと。

そんなに人命が大切で、それを信号機の一台一台が守っているんなら、金がないから止めるなんて簡単には言えないはず。

だからやっぱり大半の信号はどうでもいい存在だったのね?

と言われたくないからか、警察庁は 「人口が頭打ちになってるので、これまでみたいな大量の信号機はいらない」 なんて言ってますけど、これはふざけた言い草。

だって日本の人口増加はほとんど止まったとはいえ、人口がいきなり半分に減るわけじゃない。

つまり世の中の状態がさほど変わってないのに信号機だけががばっと減ったら、重大な影響があるはずですよね。

ふだんあれほど交通安全にうるさい警察がその点を華麗にスルーしてます。

どうでもいいことに湯水のように公金をつぎこんできたこと、バレバレになっちゃいましたねー。


でも産経の記事で一番笑えるのは、 「信号機の撤去には、地元住民からの反発も予想される」 というくだり。

そりゃ本当に必要な信号機だったら反発もあるでしょうが、私が言う 「どうでもいい信号機」 であっても

地域の安全を奪うな! とかいって騒ぐ人が出てくるのはよくあるパターン。

ほんと、日本人はお上に縛られるのが好きな国民性だなあと思うところです。

行政が規制かけ放題しても文句が出ないどころか、むしろみんなが喜んでくれるんだから、ほんと統制しやすい社会。

アメリカへ来ると、こいつら本気で独立心旺盛やなあと驚くことが多く、そういうふうに目を開かれてしまうと、ついつい嫌味な比較をしてしまいます。

恐縮。


まあ信号機を減らす話は大した影響もないからいい。

影響があるのは、こうしたインフラ整備のお金がなくなったときに、道路や橋が劣化すること。

これが進むと、人口過疎の地域から順に手が回らなくなっていくので、住みにくい場所というか、最終的には住めない場所がでてくる。

つまりは社会全体として どこの地域を棄てるのか という重い課題に直面します。

大昔から人々が住んできた場所を放棄するというのは、心情的に辛い。

でも、昔だったら人ひとりが歩ける細道一本あればよかったものが、今は人でもモノでもクルマがなけりゃ用事が済まない贅沢な時代。

山間部の道路維持というのは、小さくても数が多い橋梁や崖崩れ防止などに目の玉が飛び出るようなお金がかかります。

村人のクルマと郵便バイクが一日に10台しか通らない道を何十億円もかけて維持する事業が、全国で行われいる。

でも、そういうのは今後の日本では無理。

どんな田舎にも平等な利便性を提供しようという豊かな時代はすでに終わっています。

(いやいや田舎は不便だよという人もいますが、それは何と比較するかという話。 東京と比べれば不便にきまっているが、半世紀前と比べてどうかということです)


田舎のことは別として、道路が荒れるというのは悲惨ですよ。

かつてアメリカのハイウエイといえば、日本のようなバカ高い料金をとられない素晴らしい道路と賞賛されてきましたが、今はかなり厳しい状況。

維持費が足りなくなったせいで穴ぼこがどんどん増えています。

一般道ならこれくらいは標準装備
立体交差の橋梁部なんて、アスファルトの裂け目から下の道路が見えるところがあるくらい劣化している。

あちこちの区間でこま切れに通行料を取るようになってはいますが、お金はぜんぜん足りないらしい。

わけてもカリフォルニア州なんてのは道路の劣化が激しく、LAの住人は、出かけるのが嫌になるくらい道が悪いと嘆いていました。


戦後、アメリカで起きていることは必ず20年後に日本で起こると言われてきたし、それはだいたい当たっていたと思います。

道路についても間違いなくそうなるでしょう。

しかも20年なんてかからないと思います。

だからといって、「日本は貧しくなる」 と暗くなる必要はありません。

たかだか道路が悪くなるだけのことであり、日本人の幸福というのはそういうところではなく、全然別のところで探せばいい。

金とブルドーザーの力でつかむ幸せではなく、別の幸せを。

これからは、そういうことをチビっとでも考えてる政治家をみつけて応援したいものです。

(でも、大企業とお金持ちから奪った富をみんなで分配すれば幸せ♪ というのは社会主義の幻想ですからねー。 民主党にはマジでそう思ってる人が多いみたいですが、中国ですらそれに失敗して逆のことやってるんですから)

いずれにせよ、お金があり余っていた時代には、幸福の追求なんて行政に丸投げしておけばよかった。

規制に縛られようがなんだろうが、だまって任せておけばそれでよかった。

でも、行政が幸福の分配器であった時代は終わろうとしている。

だから私たちは、別のなにかを自力でつかまなくてはならない。

その 「なにか」 がわかったら、私は警察のエライヒトではなくて政府のエライヒトを目指すんですが ...




どうやらその心配はなさそうですねえ。



(勝ち方メモ2 は明日アップする予定です)



11/22のトレード結果です。 


 
EUR/USD

200SMA: 下降
フェーズ: 上昇ユマ 
損  益: 50pip

日本時間の11:00すぎに下へブレークしました。 エントリー禁止時間がおわって2時間後だったのでエントリー。 (ブレークしたローソクは、私がトレードしているGFT系チャートではボックスより下でクローズしました)

結果はあらためて。

【追記】 利益ターゲットに当たりました。



EUR/USD 成績表



EUR/JPY

200SMA: 下降
フェーズ: 上昇ユマ
損  益: 30pip

ユーロドルと同じく売りのエントリー。 結果はあらためて。

【追記】 利益ターゲットに当たりました。



EUR/JPY 成績表




もしかしてこのボート ... だった?
ウエストサイド物語のヒロインを演じた往年の人気女優ナタリー・ウッドの死亡について、警察が再捜査するというニュースが全米の注目を浴びています。

1981年、当時43歳のナタリーは、夫の俳優ロバート・ワグナーとその友人と3人で乗っていたボートから落ちて水死。

事故として処理されたものの、ちまたでは夫ロバードが怪しいという殺人説がささやかれ ... というか結構やかましく騒がれました。

結局、事故死はくつがえりませんでしたが、30年後の今になって 「新たな証言」 を得た警察が、捜査のやり直しを宣言。

ことと次第によってはとんでもないことになるぞロバート・ワグナー ... でも最近とんと見かけないなあ

と思いながらTVつけたらいきなりやっていたのが彼が出演するCM。

おおっ久しぶりやなー。

オン歳81の彼にはさすがにアクションは卒業したもようで、椅子にすわってカメラに語りかけるシンプルな構成。

住宅ローンの借り換えは我が社へどうぞという、金融系のCM。

こんな騒ぎになっちゃって、スポンサーもきっとしんどい思いをしてるだろうなあ、てゆーかこれが生命保険会社だったら思いっきりシャレにならないぞ ...

という、地味にショッキングな出会い。

映画スター、不審死、30年後の「新事実」にいろどられたミステリーの幕が切って落とされるんでしょうか。

こっちのほうは警察がまぬけな捜査をして最後にふざけた言い訳をしないことを祈っています。

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