より多くの利益を得るためのポイントを考えるシリーズ。
(①はこちら、②はこちらです)
今日は、相場にいれば必ず出くわす不振の時期について。
どんな手法でトレードしていても、なぜか鳴かず飛ばすの時期っていうのがありますよね。
それをどう乗り切るのかという話です。
でも、一年を通して絶対に勝ち続けられる秘策があるとかいうことではなく、結論はいつもと同じ、 「ルールを信じてトレードしよう」 ということに尽きます。
秘策を探している人は読んでもムダでーす。
さて、トレードルールに従っていても一番つらいのが連敗、不振の時期ですよね。
エントリー条件にばっちり適合した 「鉄板トレード」 に見えたのにアーウト orz
みたいなことが連続すると、疑心暗鬼になります。
マイルールが良くないんじゃないか、そもそもNYボックスがダメ手法なんじゃないか、いやいやそもそも俺がトレーダーに向いてないからか ...
というのが私の定番コースでした。
そんなふうに委縮してポジションサイズを小さくしたときに限って大勝ちトレードが ...
という結末も定番。
不振のなかでも一番こたえる長期の停滞については、その実態をご紹介しました。
停滞のあとにきっと来るドカンを楽しみに、我慢のトレードをしましょうねという話でした。
でも、人間だれしも1ヶ月とか2ヶ月といった長期的視野にたって行動することは難しいです。
私たちは、きのうと今日の連敗にビビり、3連敗で真っ青になり、4連敗でほとんど絶望する、つまり たった1週間の荒波 にもまれただけでボロボロになってしまう弱虫です (← 俺だけ?!)。
そういう荒波が来ないことにして目をそむけるんじゃなくて、あえてしっかり観察してみようというのが今日の主旨。
表は、私がトレードしているユーロ円、ユーロドルの連敗の回数です (2011年1~10月バックテスト)。
2連敗
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3連敗
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4連敗
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ユーロ円
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6
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2
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-
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ユーロドル
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5 |
2
|
2
|
ユーロドルの4連敗が気になりますね。
下のグラフを見てください。
最初の4連敗は、3月8日から16日にかけて発生しました。 まさに1週間の荒波。
しかし、ここでめげてルールから外れる行動をしていたら何がおきたでしょう?
直後に来た破竹の連勝 (13連勝、470pip) のおいしいところを逃したかもしれません。
以前の記事でご紹介した 「停滞後の急伸」 です。
振り返れば、1ヶ月以上にわたる停滞でへとへとになったトレーダー心理にトドメを刺すようにして起きた4連敗。
ああもう本気でダメじゃんとあきらめがちの時点から破竹の連勝が始まる、という流れでした。
このグラフは、確かに荒波はたった1週間でも辛いけど、大きな流れの中では一瞬の辛抱だよと、私に教えてくれます。
だがしかーしですよ、連敗したからといって直後に必ずドカーンが来るわけじゃない。
6月30日から7月4日にかけての二度目の4連敗を見てみましょう。
はい1週間の荒波に耐えましたよ、いつ勝てるんですか? と期待するものの、なかなか勝てない辛い時期が始まります。
さっきのグラフを拡大したものをご覧ください。
やっと1勝できたのが翌週の7月13日で、52pip獲得。
次が22日で、46pip。
次が25日で、29pip。
4連敗で失った120pipを取り返すのに、たっぷり3週間かかりました。
イヤこれは精神的にきつい ...
でもここにひとつの落とし穴があります。
それは私たちが、4連敗で失った120pip に気持ちがとらわれてしまい、ぜひ 「取り返さなきゃ」 という意識になりがちなこと。
一年間に百何十回もトレードしているのに、たった4回のトレード結果にとらわれている。
木を見て森を見ず、状態。
そういう考えで行動するとイロイロ変なことが起きちゃうってのは、トレーダーなら誰しも経験があるんじゃないでしょうか。
そういうふうにならないために、私は次のグラフを頭に叩きこんでおこうと思います。
ピンク色で示しているのがご紹介した2回の4連敗。
あれほど翻弄された4連敗が、大きな流れの中ではなんと小さく見えることか!
だから、失った120pipを取り返そうなんてジタバタする必要はない!
ルール通りにトレードすれば、この 右肩上がりの花道 を歩いていける!
連敗してもクサらない、焦らない! ルールを守ってトレードするんだっ!!
と、洗脳商法そのまんまの口調になってしまいましたが、これは私の自分自身への激励の言葉です。
ルールを守るとは、どんなことでしょう?
エントリー条件に適合したら入る。
ストップロスやポジションサイズは規定どおりに。
利益ターゲットもルールどおりに設定。
NYボックスはたったこれだけをやればルール通りのトレードになりますから、あとは余分なことを考えず、淡々とやるだけ。
というのが今の私の心境です。
なにかの参考になれば幸いです。
ところで、「ルールを守る」 というのは、 「ルールを変えない」 ということじゃありませんよ。
自分の知識・体験では説明のつかないヤバイ状況が続いたら、それはルールを疑う時です。
ルールを再検討して変更します。
でも、そこまでのトレードでちゃんとルールを守ってきていなかったら、そもそも問題がルールにあるのかどうかの判断がつきませんよね。
その意味でもルールは守っておいたほうがいいと、私は思っているんです。
11/25のトレード結果です。
EUR/USD
日足62EMAが下向きだったので、金曜のトレードはお休みでした。
EUR/USD 成績表
EUR/JPY
200SMA: 下降
フェーズ: 下降フェニックス (買いNG)
損 益: なし
エントリーチャンスはありませんでした。
EUR/JPY 成績表
上の記事のなかに orz というのがありましたが、いちおう説明しておきますね。
おーあーるぜっと。 いやまあ確かにそうなんですけど、意味がちゃんとあります。
人が四つん這いになっている姿を想像してみてください。
o頭、r腕、z下半身ということになります。
意味は読んで絵文字のごとく、がっかりして落ち込んでいる、絶望している状態。
私には、四つん這いになって頭を抱えているようにも見えます。
これ、ある大手ネット掲示板(笑)で使われている絵文字なんですけど、俺ってばいい歳こいてこんなの使っちゃって ...orz
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