「あああああああ...」 という不思議な投稿タイトルにひかれて、あるブログをのぞいてみたんですが...
いや怖かった。
FXで借金200万円を作ってしまい、その返済をFXでやろうという若い女性。
ご存知の方もおられるかもしれないブログです。
借金といっても親からなのか外部からなのか不明なので、その深刻さはわかりません。
でも驚いたことに、返済どころか更に負けが込んで借金が200万円増えたというんですね。
海外業者を使ってかなりのハイレバレッジでトレードをしているが、 「すぐに熱くなる、資金管理ができない、ルールが守れない」 と自己診断するような投資スタイルで負けを重ねたらしい。
手持ち資金を無くすどころか借金をふくらませながら突っ走れるっていうのは、メンタルが強いというかなんというか、すごいです。
それでもさすがにこのままじゃダメだと思った彼女は、一部で流行っている(?)バイナリーオプションにも手を出すが、それもあまりうまく行っていない様子。
最近は、そういうダメな自分だから今後は自動売買で勝つしかないといっている。
あるいは、プロトレーダーの売買と自分のPCを同期させるという (悪評しか聞いたことのない) システムに入会したともいう。
それだって月に数万円の会費がかかります。
「もうね、誰かにすがるしかなくなっちゃった」 という彼女。
おーいそっち行っちゃうのかよぉ、という言葉しか出てきません。
自分の身内や知り合いだったら、いくらなんでもちょっとどうよと話をするところ。
でもこの女性、もしかすると破滅的なキャラを意図的に演じているのかもしれません。
「目が離せないブログ」 ということで多くの読者がついている様子。
そして、彼女が勧めるFX会社で誰かが口座を開いたり商材を購入すると、現金が入ってくるらしい。
アフィリエイト・ビジネス。
まあそれで食えてるんだったら、書き込みを真に受けて外野が心配するような話じゃないですね。
と、それだけだったらよかったんですが、このブログ、ページのトップでやたらにハイレバレッジを賛美しているところが気になります。
短期間に何百万何千万もうかるというアレ。
それだけではなくて、ハイレバの海外業者で口座を作るにはクレジットカードをたくさん作ってどんどん送金しようとか、ハイレバで失敗したら 消費者金融 で借りてトレードしようとか、すごい情報がてんこ盛り。
そのあたりの文章、なかなか迫力ありますよ。
自分で資金を用意できればいいですが、ない場合は消費者金融で用意しましょう。
借金するのに抵抗がある方もいるかもしれません。
しかし、借りたとしても、利息分だけFXで稼げばいいだけです。
利息分だけFXで稼ぐって ...
アナタそれができなかったから借金こしらえたんでしょと突っ込むのが正常な反応ですが、自分に都合よいところだけが目に入る脳内変換をする人がいますから、これは危ない。
それにしても、日記部分のパラパラした女学生っぽい文章と比べて、このサラ金推奨文の目のすわった感じ、凄味というのはいったい ...
とまあ、人さまのブログについて批判がましいことを言う立場じゃないし、こんなこと書いちゃっていいんだろうかと迷いましたが、なにか心にひっかかるものがあったので。
11/11のトレード結果です。
ユーロドルは日足の62EMAが下向きのため、金曜トレードはお休みでした。
GBP/USD
200SMA: 下降
フェーズ: 下降フェニックス
EUR/JPY
円高はどこへ?!
日本政府渾身の介入にもかかわらず、おおかたの市場関係者の予想どおりドル円は下がり続け、76円を目前にしています。
このまま真っ直ぐに下がるかどうかは別として、市場の 「円高!」 という意思はかなり強そうですね。
そうなる理由はゴマンとあるんでしょうけど、私はアメリカが密かに熱心にドル安誘導をしているような気がしてならないです。
だって今のオバマさんにとって再選の条件は、ひとえに景気浮揚。 わけても 雇用 の促進。
アメリカの選挙では、雇用が最大の票集めになります。
アメリカ人のもっともアメリカ人らしいところを煮詰めれば、それは 「政府は俺たちにチャンスをよこせ。あとはすべて自分でやる」 ということ。
経済・雇用政策だけをきちんとやってくれれば、あとは世話を焼かなくていい。
そのカラーが強いのが共和党支持者であり、彼らは政府が国民皆保険制度などで国民のおせっかいを焼くのが嫌い。 政府は小さいほうがいいと思っています。
一方の民主党支持者は、弱者を守る一定の制度は必要としながらも、政府のおせっかいを敬遠する気質は、少なくとも日本人と比べるとかなりはっきりしています。
同じ自由経済世界にあっても、アメリカは本当の自由主義、日本はほとんど社会主義といわれる背景にはこれがあると思います。
それぞれ一長一短あって、どっちがベターという話じゃありませんけどね。
ともかくオバマさんとしては雇用を増やしたいのだが、その早道は製造業の復活でしょう。
高度な教育やスキルが必要なサービス業 (金融やITなど) の従事者を増やすより、工場労働者を増やすほうが手っ取り早く失業者を吸収できるから。
では製造業をどうやって復活させるのかといえば、そりゃドル安にしてガンガン輸出するのがいいに決まっています。
ただし、不況がここまで長引くと、政府が大量に刷ったドル札が巷にあふれているとはいえ、企業の投資意欲が薄れてしまっている。
ドル安で輸出環境がよくなっていても、よしガンガン作って海外に売るぞ! という話にならない。
その一因は、ヨーロッパが不況&財政金融不安で消費拡大どころじゃないこと。
期待するのは成長続くアジア市場ということで、だからアメリカはPTTを急いでいますが、こういうのは時間のかかる話です。
ところがそこに日本が入ってくると、あれは嫌だこれも嫌だと保護主義的な主張を始めて交渉が停滞し、オバマさんにとってはどんどん時間がなくなる。
(共和党候補者がヘボなために再選はOKかもしれないが、その後の政治のやりやすさを考えれば輸出拡大・景気浮揚はオバマさんの必須課題)
アメリカが日本に対して、来るなら何がOKなのかをはっきりさせて来いとか、そもそも 「是非来てね」 とは言ってないぜとか言っているのには、そういう背景もあるんだと思います。
てなわけで、輸出拡大といってもなかなか難しいのがアメリカの現状だとすれば、ドル安がもう一段進めばGOOD との思いがあっても不思議じゃありません。
1ドル60円台なんていう時代がきたら、そりゃ製造業も張り切って設備投資するでしょうよ。
その為替相場のゆくえを左右するQE3がどうなるのか、そんなこと予想できませんが、紙幣を刷ってドルの価値を落とせばドル安になるのなら、それはオバマ政権が喜ぶ方向。
FRBがどれくらい独立を保っている機関なのか知りませんけどね。
もしも、もしもですよ、年末あたりにQE3ドカーン、ヨーロッパのどこかの財政がドカーンしたら、2012年は誰も想像しなかったような円高が到来するかもしれません。
為替に 「値ごろ感」 が通用しないことを、深く心に刻んでおきたいものです。
下のボタン、ポチしていただけると嬉しいです。 ほんとに元気出るんです。
日本政府渾身の介入にもかかわらず、おおかたの市場関係者の予想どおりドル円は下がり続け、76円を目前にしています。
このまま真っ直ぐに下がるかどうかは別として、市場の 「円高!」 という意思はかなり強そうですね。
そうなる理由はゴマンとあるんでしょうけど、私はアメリカが密かに熱心にドル安誘導をしているような気がしてならないです。
だって今のオバマさんにとって再選の条件は、ひとえに景気浮揚。 わけても 雇用 の促進。
アメリカの選挙では、雇用が最大の票集めになります。
アメリカ人のもっともアメリカ人らしいところを煮詰めれば、それは 「政府は俺たちにチャンスをよこせ。あとはすべて自分でやる」 ということ。
経済・雇用政策だけをきちんとやってくれれば、あとは世話を焼かなくていい。
そのカラーが強いのが共和党支持者であり、彼らは政府が国民皆保険制度などで国民のおせっかいを焼くのが嫌い。 政府は小さいほうがいいと思っています。
一方の民主党支持者は、弱者を守る一定の制度は必要としながらも、政府のおせっかいを敬遠する気質は、少なくとも日本人と比べるとかなりはっきりしています。
同じ自由経済世界にあっても、アメリカは本当の自由主義、日本はほとんど社会主義といわれる背景にはこれがあると思います。
それぞれ一長一短あって、どっちがベターという話じゃありませんけどね。
ともかくオバマさんとしては雇用を増やしたいのだが、その早道は製造業の復活でしょう。
高度な教育やスキルが必要なサービス業 (金融やITなど) の従事者を増やすより、工場労働者を増やすほうが手っ取り早く失業者を吸収できるから。
では製造業をどうやって復活させるのかといえば、そりゃドル安にしてガンガン輸出するのがいいに決まっています。
ただし、不況がここまで長引くと、政府が大量に刷ったドル札が巷にあふれているとはいえ、企業の投資意欲が薄れてしまっている。
ドル安で輸出環境がよくなっていても、よしガンガン作って海外に売るぞ! という話にならない。
その一因は、ヨーロッパが不況&財政金融不安で消費拡大どころじゃないこと。
期待するのは成長続くアジア市場ということで、だからアメリカはPTTを急いでいますが、こういうのは時間のかかる話です。
ところがそこに日本が入ってくると、あれは嫌だこれも嫌だと保護主義的な主張を始めて交渉が停滞し、オバマさんにとってはどんどん時間がなくなる。
(共和党候補者がヘボなために再選はOKかもしれないが、その後の政治のやりやすさを考えれば輸出拡大・景気浮揚はオバマさんの必須課題)
アメリカが日本に対して、来るなら何がOKなのかをはっきりさせて来いとか、そもそも 「是非来てね」 とは言ってないぜとか言っているのには、そういう背景もあるんだと思います。
てなわけで、輸出拡大といってもなかなか難しいのがアメリカの現状だとすれば、ドル安がもう一段進めばGOOD との思いがあっても不思議じゃありません。
1ドル60円台なんていう時代がきたら、そりゃ製造業も張り切って設備投資するでしょうよ。
その為替相場のゆくえを左右するQE3がどうなるのか、そんなこと予想できませんが、紙幣を刷ってドルの価値を落とせばドル安になるのなら、それはオバマ政権が喜ぶ方向。
FRBがどれくらい独立を保っている機関なのか知りませんけどね。
もしも、もしもですよ、年末あたりにQE3ドカーン、ヨーロッパのどこかの財政がドカーンしたら、2012年は誰も想像しなかったような円高が到来するかもしれません。
為替に 「値ごろ感」 が通用しないことを、深く心に刻んでおきたいものです。
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