2011年11月4日金曜日

私、 アレやったことあります


ウソ発見器にはさからうな、という話。

日本人の私にはチャンスがありませんが、アメリカ政府で働こうとする場合、厳しい人物チェック (スクリーニング) が行われます。

国家安全保障系、たとえばCIAなんてのはかなり厳しいスクリーニングをやる。 

大統領直属の諜報機関として最高レベルの国家機密をあつかう役所。

そりゃ間違いない人物をとりたいでしょ。


20世紀のうちは、政治信条が重要というイメージがありましたよね。

世界が東西陣営に分かれて緊張していた時代、アメリカにとって共産主義に 「毒されて」 いる人間ほど危険なやつはいなかった。

アメリカ人だけどソ連の手先になったやつがCIAにもぐりこむのは最悪の事態。

今はそうでもないかといえば、世間はそんなに甘くくない。

共産主義を捨てたロシアが中国とならんでサイバースパイの猛者であることは周知の事実。

そういう国々がほかにどんなスゴいことやっているかは想像に難くないから、アメリカとしては一切手を抜くわけにはいかないでしょう。


諜報期間がもっとも警戒することは、最初は愛国心に燃えて働きだしても、途中で逆スパイ、つまり敵の手先になってしまうこと (敵という言葉はキツイけど、情報戦争をやっている限り相手国は敵という意識でしょう)

敵からの誘惑にのりやすい人物、敵に弱みを握られて利用されやすい人物がヤパイ。

なので、いろんな角度からやるスクリーニングのうち、本人への尋問が重要になってくる。

はい使いますよ、ポリグラフ。

ウソ発見器にかけられながら、こんなことを聞かれるそうです。


あなたは過去に、麻薬をやったことがありますか?

これはわかりますよね、麻薬におぼれる人間は金欠になる可能性が高く、金欲しさになんでもする危険性がある。

敵はそういうところをじっと観察しており、時機をみはからってつけこんできますから、麻薬はマズイ。


こんな質問もあるとか。

ネットで違法ダウンロードをしたことがありますか?

ん? そりゃ違法行為はよくないけど、そんなにヤバイこと?

残念ながら違法ダウンロードってのは、クリックひとつで容易にできる行為であり、悪いと知りつつそれをやってしまう人は 心のハードルが低い ということになるらしい。

誘惑に弱い人物だと。


児童ポルノを楽しんだことがありますか?

なんてのはどうでしょう。

ヘンタイは雇いませんという意味ではなく、ひとつにはそういう嗜好が違法ダウンロードのような行為につながりやすいこと、もうひとつはスキャンダラスな弱みとして敵に利用される可能性があるからでしょう。


さて、このほか借金はどれくらいあるかといった金銭面など、実に幅広いことを根掘り葉掘り聞かれるわけですが、あなたはいったい どこまで本当のことを言えばいいのか?

・・・迷ってもムダです。

すべて正直に話すべき、というのが正解らしい。

こんなんやられたらキョドっちゃって
答えが全部 「ウソ」 になっちまうよ...
なにしろポリグラフの的中率は、条件によって左右されるとはいえ、かなりのもの。 ウソはだいたいばれると思っていいようです。

違法ダウンロードを認めることよりも、「していない」 とウソをつくことのほうが点数が悪くなると言われています。

まあそりゃそうだろうて。


ところが、正直に言いたくないことはいっぱいあるけどCIAにはどうしても入りたいという人間もいて、なんとか抜け道を見つけようとするらしい。

ポリグラフ克服法

なんていうノウハウが存在していて、そっちに走る人もいるんだそうです。

ウソの答えが必要なときは、心の中にこんなイメージを強く持ち、こんな言葉で答えなさい。

などと教える本や、実地でトレーニングしてくれるサービスまであるんだとか。


でもCIAなめちゃいかんね、やっぱし。

彼らはウソを見破るプロだから、そういうパターンを見破る研究ぐらいはしっかりやっている。

そこまでしてウソをつきたい奴ってのはかなり悪質と判定される可能性が高いそうです。

だから受験者としては、過去にやっちゃったことに対して素直になるしかないんでしょうね。

キズひとつない人物なんてどうせそういないんですら。


ところでうちのかみさんはアメリカ人なので、そういうところで働く可能性があります。

日本みたいに新卒就職でだいたいの人生が決まっちゃうのと違い、30歳になっても40歳になっても、能力とやる気しだいでどんな路線変更も可能だから。

役所だって随時募集が出ていて、年齢をとわず採用される可能性がある 。

てなわけで、かみさんがCIAを受けるとなると大変。

たぶん私もポリグラフにかけられちゃうよー。

働く本人だけでなく、配偶者が 「弱点」 を抱えている場合も大きなリスクになるからです。


あなたは麻薬をやったことがありますか? 

ときたら、もう正直に答えるしかありません。

ハイ、今を去ること30年ちょっと、大学卒業の直前にヨーロッパ一周したんですが、アムステルダムのユースホステルで、イギリスあたりから来た不良学生みたいなやつからマリファナを売りつけられました。 たしか50ドルくらいだったと思います。 専用のパイプを貸してもらってヤりました。 けど私は体質が合わなかったみたいで、何もおきませんでした。 ハイ、それが最初で最後の体験です。



え、それ本当かって?


ポリグラフ持ってきてくれたら答えます。

 
 
11/4のトレード結果です。 


EUR/USD
 
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇ユマ
損  益: なし

下へブレークしましたが、このフェーズでは売りNGのため見送りました。 エントリーした場合はストップアウトしました。



EUR/USD 成績表



GBP/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇ツーソン
損  益: なし

下へのブレークは売り禁止だったので見送り。
 
続いて上へブレークしたときは買いOKでしたが、ストキャスが75を越えていたので見送りでした。



GBP/USD 成績表




【以下のトレードをしている理由は こちら をどうぞ】
 
 
EUR/JPY

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス
損  益: ▲30pip
 
雇用統計でいったん上に跳ねてからのブレークだったので期待したのですが、反転してストップアウトしました。


 
ユーロ円、ついに負けがつきました。 永遠には勝てない。

EUR/JPY 成績表
 
 
いやー、トホホな体験しました。

きのうワックスをかけてピカピカにしたクルマで1時間ほど走る用事があったんです。

途中、一度に3台くらいしか進まない信号渋滞で並んでいると、となりの右折専用レーンのクルマがクラクションを鳴らしてきました。

何かと思って目をやると、黒い大きなBMWのドライバーがこっちの車線へ入れろというジェスチャーをしています。

高級そうな服を着た中年女性。

ちょうど前のクルマが動き出したので、私は停まったままBMWを先に行かせたのですが、なんとその女性、こっちにむかって腕を振り上げ、すごい顔して怒ってる。

あたしが頼んでるのに入れてくれないってどういうこコト?! みたいな感じ。

あららーそういうことだったのね... そういえばしばらく前から黒い車体が視界の端に入ってはいた。

そして、こっちへかなり寄せている感じもあった。

でもどの車線も渋滞しているからとくに気に留めてなかったし、車線からはみだす下手くそドライバーが多いから、なんとも思っていなかったんです。

渋滞で予定時間に間に合わなくなりそうだったので、いろいろ考えごともしていたし。

だから気付いてあげられなかったのは悪いけど、テメーコノヤロと罵倒されるようなことでしたっけ、おばさん?

高級車のドライバーにジコチューな人が多いのはどこでも一緒だけど、ここまでやられたことはなかったので、びっくりというか嫌な気分に。

帰路はすばらしい紅葉につつまれたハイウェイをすいすい走ってきたのですが、いまひとつ気が晴れないままでした。

アメリカ人は総じてお行儀がよくておっとりしているので、路上のマナーの平均点は日本より上です (運転は下手くそ)

それだけに今日のようなエゲツない人種にぶつかると、落差が大きいぶんきついんだなあ。

まあいきなりピストル持ち出されるよりはましですが。

皆さま平和でよい週末を。

下のボタン、ポチしていただけると嬉しいです。 ほんとに元気出るんです。

1 件のコメント:

  1. はじめまして! 流石・自由の国ですよね(笑)。  アメリカは肥満大国と言われるだけあって、自己管理出来て無い印象が強いです。 NYボックス~面白そうですね。 2トレンディは何回か試した事があります。

    返信削除