ポルトガルがどうのこうのと弱気材料を背負ったユーロですが、上がるときゃドキュンと上がるぜ! という勢いを楽しみにしている逆張り系テクニカル・トレーダーも多いことでしょう。
今日のNYボックスは、まさにその方向に抜け出そうというかたちでした。
で、実はロブ・ブッカーが考えた別のボックスもほぼ同時にブレークされました。
ツームストーン・ボックスというやつです。
ツームストーン、墓石。 変てこな名前ですが、とりあえず気にしないでおきましょう。
このツームストーン・ボックスをブレークしたら買う(売る)、というのはNYボックスと同じ。
利益ターゲットは800SMAです。
これは、ロブ・ブッカーが唱える、ローソクは800SMAを起点として離れたあと、再び800SMAに戻ってくる という理論にのっとったトレードです。
そろそろ戻るぞというときチャートはぐにゅぐにゅしますが、ぐにゅぐにゅの上(下)限に合わせてボックスを引き、ブレークアウトを待ちます。
ブレークアウトしたら、途中で何度か買い(売り)増ししながら800SMAをめざします。
今回の利益ターゲットはエントリー時点で約180pip。 複数ポジにより、順調ならトータル300pip以上取れます。
おいしいけどリスク管理が難しい手法なので、詳しくは調べてみてください。
(いつも言ってますけど、私はロブ・ブッカー・ジャパンの会員ですが、まわし者ではありませんヨ)
ところで、今回のツームストーンは、ボックスの期間が短いので「機が熟した」感が弱いし、現にブレークアウト直後に腰折れっぽい動きも見せていますが、ボックスの内容はなかなか美しかったです。
ボックス上辺をツンツンとつつくヒゲが2本。
こういうヒゲは長ければ長いほどめでたいという話題はきのう書きましたが、まあまあいい感じです。3本以上あったらもっとうるわしいですけどね。
で、そんな様子を横目でにらみつつ、
「ツームストーンが行くっていうんなら、ずーっと短期のNYボックスは気楽に入れるのぉ」
などとほざきながらNYボックスの準備をする拙者だったのござるが・・・
さてどうなったでしょうか?
EUR/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇ユマ (買いOK)
損 益: 30pip
① 最初のブレークアウトの時点では200SMAが下降中のため買い禁止。
それ以前に、ヒゲが長いので基本ルールがエントリー禁止と言っていました。
② その後、ヒゲを越えるローソクボディが出現。200SMAも上昇に転じたのでエントリー。
エントリー時の最寄りのピボットが17pipしかなかったので、それ以前のビボットをターゲットに。
EUR/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)
ところでこのチャート、ピボットで反転、ピボットで反転を繰り返していますね。きれいですね。
GBP/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス (買いNG)
損 益: なし
200SMA上昇中、上昇フェニックスでは買い禁止。
基本ルールでは、まず長いヒゲのブレークアウトを無視し、その後、ヒゲを越えるローソクボディを見てエントリー、28pip獲得。 マイルールは勝ちを逃しました。
GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)
こっちのチャートもピボットでぴたりと反転。なんか神のようなターゲットやなぁ・・・ と、NYボックスに向かって両手を合わせる私です。
こっちは取れなかったけど、それでもなんか嬉しいです。
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