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じゃなくてですね、ローソクのヒゲです。
下手くそトレーダーとしてはこのごろ、ヒゲって意外に大事なのではと思っています。
見かけが細っちくて存在感が薄いので、以前はなんとなく軽視しがちだったんですけどね。
でも、値がそこで一回止まったということの意味はけっこう重いような気がして。
そこに何かあるから止まったわけなので。
「何か」ってのは、いろいろです。
水平のサポート・レジスタンス、多くの人が見ている移動平均線、ピボットなどなど・・・
あらかじめ探しておけば予見できることもありますが、●時間足の●●ＥＭＡとか、私なんかが知りもしないところを皆が見てたりするので。
とにかくですね、価格の動きをカツーンと跳ね返す力がそこにあったのだから、ちょっと気にしながらそこを通行しないと怪我するかもと思い、私はＮＹボックスの基本ルールに次の一項を入れました。
ブレークアウトのローソクのヒゲが長ければエントリーを見送る
⇒ その後、ヒゲを越えてクローズしたらエントリー
そこにある「何か」をきっちり越えてからじゃないとトレンドが信用できない、という意識です。
まあ、これはＮＹボックスとしてはちょっと臆病なやり方でありまして、エントリーが遅れる、エントリーしそこねるといった弊害は勿論あります。
だから、ルールの有効性については今後長く見ていきたいと思っています。
とにかくヒゲってのは、トレンドラインの起点になるものですし、あったりまえですけど、意味が大きいですよね。
ヒゲの意味合いを感じさせる例は、ロブ・ブッカーの他の手法にもあります。
２トレンディーという手法では、ふたつのヒゲを結んだ線をベースにトレードします。
ヒゲとヒゲを結んだ━━線は、まあ普通のトレンドラインですが、これをもとに━━線を引いてエントリーを判断します。
で、この━━を引くときに使うヒゲは、長ければ長いほどいいとロブはいいます。
どうしてでしょうね？
値段をより強く跳ね返す力がそこにあるからトレードの起点として意味がある、ということなんでしょうか。
「長いヒゲを見つけろ」なんて言われると、なんだかヒゲの魔力っていうのか、パワースポットのようなものを想像してしまうんです。下手くそトレーダーとしては。
いやー、チャートってほんとに奥が深いもんですね。
と書きながら「いやー、映画ってホントいいもんですね！」というアレが頭のなかで鳴る私は、やはり年ですなぁ。
“はいっ、それでは本日のトレードです！”
EUR/USD
200SMA： 下降
フェーズ： 下降フェニックス （買いＮＧ）
損 益： なし
２００ＳＭＡが下降中、下降フェニックスでは買い禁止。
基本ルールではエントリー可ですが、最初にブレークしたローソクはヒゲが長くてＮＧ。
それ以降、ヒゲは何度か値を切り上げるものの、更にそれを上回るボディが出現しなかったので、結局ノーエントリーでした。
「ヒゲを上回る」という条件をつけなければエントリーできましたが、それだとストップアウトでしたね。
ヒゲの魔力です（笑）。
ＥＵＲ／ＵＳＤの成績表はこちら （常に最新のものにアップデートされています）
GBP/USD
200SMA： 上昇
フェーズ： 上昇フラッグスタッフ （買いＯＫ）
損 益： ２０ｐｉｐ
２００ＳＭＡの上昇中、上昇フラッグスタッフでは買ってよし。
（ぎりぎりフェニックスにも見えましたが、２００ＳＭＡが８００ＳＭＡを完全には抜けていなかったので、フェニックス直前のフラッグスタッフと解釈しました）
ブレークアウトのローソクが直前のヒゲを越えてくれたので、すっきりエントリーできました。
利益ターゲットは、ピボットまで１６ｐｉｐしかなかったので、ＮＹボックスの元祖ターゲットである２０ｐｉｐに設定。
GBP/USDの成績表はこちら （常に最新のものにアップデートされています）
２００ＳＭＡの上昇中、上昇フラッグスタッフでは買ってよし。
（ぎりぎりフェニックスにも見えましたが、２００ＳＭＡが８００ＳＭＡを完全には抜けていなかったので、フェニックス直前のフラッグスタッフと解釈しました）
ブレークアウトのローソクが直前のヒゲを越えてくれたので、すっきりエントリーできました。
利益ターゲットは、ピボットまで１６ｐｉｐしかなかったので、ＮＹボックスの元祖ターゲットである２０ｐｉｐに設定。
GBP/USDの成績表はこちら （常に最新のものにアップデートされています）
さくっと２０ｐｉｐ取れたポンドドルでしたが、実は私は少し欲をかいて小さくコケました。
２０ｐｉｐじゃつまんねぇなと思ったので、ポジションの半分でもう少し先を目指したんです。
月曜のピボット以前に短く出ている日曜のピボット。４４ｐｉｐあったのですが、残念ながらそこには届きませんでした。
でも、最初の２０ｐｉｐを利確した時点でブレークイーブンにしてありましたので、損失なし。
というわけで、私のトレードは「実質１０ｐｉｐ」の利益でした。ちゃんちゃん。
（成績表はマイルールの性能チェックのためのものなので、利益２０ｐｉｐと記録します）
皆さんも、欲をかくときはリスク管理をお忘れなきよう。負けないことこそが勝利ですから！
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