2011年8月28日日曜日

嵐はケロリと過ぎ去って

こんなこと書いて騒いだものですから、取り急ぎご報告です。

結論からいうと、問題なく過ごしています。

土曜日、巨大ハリケーン 「アイリーン」 がアメリカ東海岸を襲うなか、私たち夫婦は東海岸のNYから東海岸のワシントンDCへバスで移動。

早いバスに切り替えて正午にはDCに入ることができましたが、到着少し前になってようやく雨が降り出した程度で無事帰還。

問題はハリケーンが通過する深夜でした。

まあまあの風が出てきたころに電力会社のサイトを見ると、わが町では数十から数百世帯単位の停電が何箇所かで発生。

ビュービューと風のうなりが高まるのを聞きながら、うちの電気はいつ止まるかとビビっていました。

その後、停電箇所がどんどん増えるのを確認しつつ (これが地図上にリアルタイムで表示されるのがまたおっかないです) 、フリーザーにいっぱい貯めた氷を冷蔵室に移す算段なんぞを胸のうちで確認しているうちに眠ってしまったのだが ...




目覚めてみたら、わが家の電気は何食わぬ顔して普通に来ているじゃあーりませんか。

やったぜ今回は切り抜けたどおぉぉぉぉぉぉ!

と、あらためて前回のこんなことこんなことこんなことを思い出しながら胸を撫で下ろしました。


NY脱出バスの車窓から。見捨ててごめんね...
ワシントンDCエリアはぎりぎりハリケーンの縁がさわっていった程度だったのでこれで済みましたが、NYはどうだったでしょう?

事前に騒いだほどじゃなかったようですが、沿岸部ではある程度の浸水がありました。

電力も、マンハッタン島が停電した日にゃ金融証券市場が大混乱するってんで緊張が高まっていましたが、ハリケーンが去った日曜正午時点ではたいして問題ないようなので、週明けのマーケットは大丈夫でしょうね。

でも、アメリカ東海岸全体では停電300万世帯とも400万世帯とも報じられており、復旧にはかなり時間がかかるでしょうから、まあ大変な被害が出たことは確か。


ひとつ、アメリカらしいなと思ったことがあります。

ハリケーンのために亡くなった人が日曜朝までに14人となっていますが、その大半の死因が 「倒木」 だったのです。

倒れてきた木の下敷きになった人、倒木に押しつぶされたクルマや家にいて亡くなった人など。

どんな山間部かい?と思いがちですが、アメリカの住宅街には街路樹や庭木が多く、日本と違ってこまめに枝打ちをして大きさを抑えることをしないため、そこらの電柱の高さの2倍もあるような巨木がずらりと並んでいます。

森林地帯だったら一本一本の木に当たる風は弱いですが街中ではそうもいかず、強風をもろにうけてボキッという事故が多発します。

日本の台風被害は、山と谷だらけの地形で土砂崩れが多いとか、急で短い河川が氾濫しやすいという特徴がありますが、平地が基本のアメリカではまったく違う理由で人が亡くなるんですね...

そう思いながら窓外を見ると、サムが根元に座っていた大木が、幹こそ無事だったものの何本かの枝がへし折れて飛ばされているのが目に入ります。

この木、高さ30メートルはあろうかという巨木。 これが吹き飛んできて直撃されたらそりゃひとたまりもないわなと、あらためてビビっているところ。


日本もあちこちで豪雨があったようですが、皆さまご無事でしょうか?

お互い木をつけ、じゃなくて気をつけましょうね。



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