2011年8月24日水曜日

なんで「38歳」と連呼するのか

たしかに日本人って変かも ...

と思ったのは 「年齢へのこだわり」 の件です。

ってよくわかんない言い方ですが、話はこうです。


あるとき、まだ日本にいたときのことですが、テレビを見ながらかみさん(アメリカ人)が

日本のテレビってやたらに年齢のテロップ入るわね、と言ったのです。

・・・確かに。 ニュース関係でもドキュメンタリーでもバラエティーでもかなりの確率で

小沢一郎さん(27)

というふうに、名前と年齢がワンセットになっており、私たちはそれが当たり前だと思っています。


アメリカでは年齢入りの名前テロップを見たことがありません (たぶん) 。

年齢情報に特に意味がある場合は表示するのかもしれませんが、それでもナレーションで紹介するだけということがほとんどです。 たとえば

「ロサンゼルスの84歳の老人が12回目の結婚式を挙げました」 みたいな時。

アメリカ以外の国のテレビをじっくり見たことはありませんが、ウチで入っているケーブルTVでいくつかの国のチャンネルをチェックしても、年齢表示って基本的に見かけませんね。


日本ではなぜ年齢にこだわるのか?


そういえば最近、年齢表示が奇妙に突出する例を見かけました。

「なんということでしょう」 でおなじみの家を改築する番組で、80歳前後のお婆ちゃんと同居する孫夫婦が登場したのですが、

小沢一郎さん(33) 小沢春子さん(38

というテロップが番組中に何度も出ていました。 名前はダミーですが年齢表示はリアルです。

こういうのを見ると、「5歳上の姉さん女房」 ということを制作者がよほど強調したがっているのかと思えてきますが、番組中にそういう要素はまったくありませんでした。

せいぜい放送後に町内の人たちが

「小沢さんの奥さん、5歳年上なんですってよ」
「そういや、旦那さんよりちょーっと老けてると思ってたのよぉ」

などとささやき交わすネタになるくらいが関の山。

ではなぜあんなにしつこく年齢を紹介したのか。 そこを強調しないと 「お婆ちゃんと孫世代」 というふうには見えない人たちだったのか?

そんなことありませんでしたよ。 皆さんごく普通に年齢相応に見えましたから、ひとこと 「孫夫婦」 と紹介されただけで自然に納得して見ることができた。

だからあの年齢表示は ムダに目立つ 効果しかなかったと思います。


かくのごとくして日本のテレビが几帳面に年齢表示をしたがる理由ですが、私たちってのは、年上に敬意をはらう儒教的秩序が身にしみているせいで、いつでも誰でも年齢が気になる人種だから、ってことでどうでしょう?

学校、職場、地域社会で接する人たちについて私たちは、常に どっちが年上か を意識していると思います。

そして、相手への態度のとりかた口のききかたを、名人芸といっていいほどの塩梅で調整しています。

これはもう意識してることを忘れるくらい無意識にやってると思います。

だから、「会社の後輩だが年齢はけっこう上」 なんていう応用問題がでるとけっこう苦心したりして、日本人のめんどくささを感じさせられることもあり ...

ところがテレビ番組などの情報発信をする段になると、とたんに年齢情報がないと落ち着かないというか、情報として不十分なような気がして几帳面にテロップを入れる。

視聴者の側も、盗撮犯〇野〇男 「42歳」 というふうに年齢が入っていないと、いったいどんなやつなのか想像がつきにくくて落ち着かない、なんてことがあるのでは。

年齢さえ教えてくれれば、42歳にもなって分別のない男だねなんて会話もできる。 そしてその背景には、人間は歳相応の生き方をせねばならないという社会の価値観が横たわっていると ...

はぁ、めんどくさい世の中ではあります。



以上テロップに見る日本人論なんつって、いかがでしょう?



8/24のトレード結果です。 


EUR/USD
 
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス
損  益: なし

昨日に引き続き、ボックスをブレークすることはありませんでした。

昨日と今日のボックスの関係は、日足の「はらみ足」と同様になっており、ここからのブレークがどうなるかについては、ちょっと興味をそそられますね。 変な予想は慎みますが。



EUR/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



GBP/USD

200SMA: 下降
フェーズ: 上昇フェニックス
損  益: 66pip

最初は上昇していた200SMAが、ブレーク時点で下降に転じたため、売りがOKになりました。

ターゲットの日足ピボット(S2)まで一気に下げて、66pip獲得です。



私は今朝(ボックス完成時間)になっても体調がすぐれず、NYボックス速報をアップしてから寝床にもぐりこんでしまった。 なので、直後の200SMAの方向転換を知ることなく、ノーエントリー。 ポンドドルでは久々の勝利、しかも長打をむざむざ逃してしまった。 とほほ。

GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



そういえば日本のテレビって、いつのころからかテロップの嵐になりましたよね。

とくに民放のバラエティ系は、すべてのセリフがべたべたに文字化されている。 1時間番組だったらいったい何文字入ってるんだろなんて思ってしまいます。 

文字をうるさく感じることが多い一方で、これなら聴覚障害者でも楽しめるわなとも思うので、べつに反対も賛成もしていません。

でも、あのテロップ入れって手間も経費もかなりかかる仕事なので、もっと別のところにエネルギーを注いだらちょっとでも良質な番組ができるんだがなーなんて思うこともあります。

逆にアメリカのテレビは、何をケチってるのと思うくらいテロップが少ないです。

番組の種類にもよりますが、町の名、人の名、商品や店の名など、このあたりは最低限おさえといてよねという情報でも、なかなかテロップが入らない。

まあ 「最低限おさえといてね」 というのが既に日本人センスなんでしょうけど、それにしても素っ気ないです。 

なんでだろ?

めんどくさがりなのか、そんな文字情報必要ない!という信念をお持ちなのかそこは不明ですが、テレビひとつにも国民性の違いがしっかり出るのが面白いです。

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