日本でもニュースになっていたと思いますが、アメリカ第二位の大手書店ボーダーズが経営破綻しました。
原因はもちろんアマゾン。
本屋で現物確認 → 携帯電話でアマゾン価格調べて注文 という流れに経営が圧迫され、最後はキンドルをはじめとする電子出版の急成長にとどめを刺されました。
そういう時代だということはよくわかっていますし、なにより私自身が現物確認 → アマゾン購入をやる人間なので、本屋の消滅に嘆き節をぬかす資格はありません。
もはや止めることのできない流れ ...
でも、本屋さんが消えるのが残念なことには変わりありません。
きょうは、閉店がせまる近所のボーダーズへ出かけたのですが、20~40%OFFの大きな貼り紙が目をひくなか普段より大勢の客が入っており、変なテンションで盛り上がっていました。
かみさんが買ったのは家庭インテリアの本。
全ページカラー写真、高質紙を使ったけっこういい本で、もとの値段は14ドルほどします。
それが閉店セールで1ドル99セント。
さらにそこから20%引きで1ドル59セントでした。 円高の今なら120円ちょっとです。
表紙にベタリと貼られた値札が無残というか、本屋さんの涙を見せられたようでちょっと痛い...
えらい得な買い物させてもらった一方で、複雑な気持ちになりました。
今アメリカでは、地下鉄やカフェで見かける読書家のキンドル率がどんどん上がっています。 もちろん他社の端末も含めて。
日本は出版業界の思惑によって電子出版が遅れていますが、いずれは爆発する時がくるでしょうね。
そのときに生き残るのはどの本屋か。
私が一時帰国するときは新宿の紀伊国屋をうろつくのが定番コースで、他の買い物の都合を考えるとたいへん有難い存在なんですが、はて紀伊国屋さん、生き残り戦略ちゃんと練ってはりますか?
8/3のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇ツーソン
損 益: ▲30pip
GBP/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フラッグスタッフ
損 益: 24pip
日本では大手の出版社が電子出版に消極的ですが、長い目で見れば関係ないかもしれませんね。
なにしろ You Tube の手作りMTVからスターが生まれる世の中ですから、同じようなことが出版の世界でも起きるはずだし、すでにいくつもの先例があります。 まったくの個人ではないにしても、電子出版のベンチャーががんばっていますから。
音楽はレコード会社という装置を通してCDを製作し、販売網に乗せる必要がありますが、電子書籍の場合はデータのみでいいわけですら、既存勢力(=出版社)を通さなくてもブツは作れます。
宣伝・販売の問題はあります。
でも、音楽だって今後はダウンロードの比重が高まってオンラインのソフト市場全体が拡充されるでしょうから、書籍だってそういう波に乗れると思います。
10年後の音楽と本はどうなっているでしょうねえ、と遠くを見る目つきの拙者であります。
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