いえいえ私じゃなくてかみさんの。 私のアタマは近所の13ドルの床屋さんまかせですので ...
しかしなぜNYへ? たった30ドルのバスがあるとはいえ日帰りは現実的でないし、ホテルは馬鹿っ高いし。
その理由は、ワシントンDCエリアにろくな美容室がないからです。
アメリカの美容師は基本的に下手くそなので、日本人には不評。
日本人経営の店もありますが、少なくともかみさんが当たった担当者はアリエナイ下手くそで、私がひと目見ただけでも雑なカットが一目瞭然、冗談でっかと叫ぶほどのひどい出来でした。
おまけにお願いしたよりずいぶん短く切られたので 「ちょっと切り過ぎでは ...」 と言ったところ、
だいじょぶだいじょぶすぐに伸びるから
と、これはマジに返されたとか。 すぐに伸びるって、それを言っちゃ美容師としておしまいだろ ...
DCでは有名な日系の美容室ですが、かみさんは死ぬまで二度と行かないと言っています。
で、かみさんもその一人ってことになったわけですが、女性の皆さんの髪形についての要望がかくも莫大なエネルギーを秘めていることを、私はこの年になってよーく思い知ったわけであります ...
という長い前置きの末、今回かみさんが担当美容師さんから聞いたムムム...な話をふたつ。
以前は東京で働いていたその美容師さんに、日本とNYどっちが仕事が大変かと聞いたのだそう。
いやー、やっぱ外国は苦労が多いですわー
と来るかと思ったら、意外なことに答えは 「日本」 だったそう。
理由は、日本人の客がいちばんワガママだから。
ある日、若手育成のため開店前の午前7:30に練習会をやっていたところ、ひとりのオバサマが扉をドンドン叩いてカットを要求してきたとか。
道を歩いていたら店内に人を見つけ、突然切ってもらいたくなったらしい。
開店は10時ですと説明してお引き取り願おうとしたが、今すぐやってくれと強硬に要求され、どれだけ説明しても引き下がらないので困り果て、しかたなく応じたといいます。
こういう 「お金払うワタシって無敵」 の態度でありえない要求をするモンスター客って、けっこう海外輸出されてますよね。
海外のホテルやレストランなどで、ちょっとしたことでマネージャー呼びつけて怒鳴りあげたり、傲然たる態度でなにやら要求している日本人が悪目立ちしまくっているところを見てしまうことがよくあります。
これは同胞としてけっこう辛い ...
それにしても、美容師さんがNYで仕事するというのは、なんだかんだ言ってもたいへんだと思いますが、日本でモンスター相手にしているよりはベターという話を聞くと、私らの国というのはなんじゃ? という思いにとらわれてしまいます。
美容師さんのお話、もうひとつは円高でした。
そのサロンは東京にも兄弟店があるのですが、そっちは震災以降は客足がパタリと止まって苦戦中。
そのぶんをNYで稼いでお金を送るのだー!と張り切ったはいいが、円高ドル安のせいで稼いでも稼いでも東京の足しにならないのだとか。
また聞きですので、東京が本社で決算が円建てという意味なのか、まったく別の仕組みなのかそのあたりは不明。
でも、震災不況に円高が追い打ちをかける意外なケースがここにあるようです。
美容師さんがんばってね。 応援してまっせ!
8/29のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 上昇
美容室の話ですが、ワシントンDCエリアの日本人駐在員の妻たち (略して駐妻)のあるグループは、美容師をNYからDCへ呼ぶのだそうです。
大きなアパートには来客用の宿泊室があるので、そこを有料で借りて美容師に泊ってもらい、駐妻さんたちが次々と訪れてカットしてもらうのだとか。
彼女たちは子供がいたりしてNYへ出かけるのがなかなか難しい。 だったら腕の立つ日本人美容師をチャーターすりゃいいじゃんという流れ。
旅費宿泊費、カット料金にくわえて出張手当みたいなものを支払っているのかどうか知りませんが、しっかりお金を使ってDCの美容室では妥協しない女の執念というか駐妻の矜持というか、その実行力に驚かされます。
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