でも、税の無駄遣いの現場を見てしまうと、増税はいどうぞとは言いたくなくなる。
そんなことを成田空港で感じました。
空港といっても、入口のチェックポイントの話。 すべてのクルマを止めてパスポートを確認するあれです。
昔、つまり成田闘争が盛んだった時代は、それなりに厳しくチェックしていました。 パスポートと航空券(紙チケットの時代だったので)、それにクルマのトランク内部をわりとちゃんと見ていたように思います。
でもまあこの程度なら本気出せば武器・爆発物の持ち込みは難しくないなと思ってはいましたが、それでも物々しい警備体制そのものに一定の抑止効果があったことでしょう。
でも今はユルユル。 パスポートもトランクも一瞬見るだけで、私の目には形ばっかりのザル警備にしか見えませんでした。
こんなんだったらどんなやつが来たってスルー。 実質的なテロ阻止はおろか心理的な抑止効果も望めないレベルだと思います。
このためになんとまあ大勢の警備員を雇っていることか。
まあこんな時代もあったわけですが・・・ |
でも、この手の判断ってのは役所(この場合だと警察と国交省あたり?)にとって一番難しいことですよね。
警備やめて何か起きたら誰が責任とるの? オレは嫌だよ。
だから現状維持の無限連鎖から抜け出すことができない。 むしろ私なんぞはケーサツと警備会社のオイシイ関係とかを疑ってしまうほどで・・・
あ、でもこの成田警備の例なんてのは小粒も小粒。 額にしても微々たるものだと思います。
巨額の税金の無駄は、その大半が私たちの目に直接は触れないところで行われていることは皆さんご存知のとおり。
だからマスコミの役割に期待したいところなんですが、日本のマスコミって、国民よりは政治家の味方みたいな色合いが強いので、当てにならないですよね。
ちょっと細かく言えば、税金の無駄追求キャンペーンみたいな企画があったとして、社会部がやりたがっても政治部がゴニョゴニョいって邪魔する、みたいな社内の構図。
押し切ろうにも政治部のほうが社内権力がっちりにぎっているので逆らえないみたいな。
で、なんで政治部が権力もっているかというと、そりゃもちろん政治家とつながってるからですよね。
これ、民主とか自民とかいうのではなく、ひっくるめて政治家とマスコミの距離感のまずさというか、緊張関係のなさの問題だと思います。
マスコミのだらしなさは、今回の松本ナニガシ大臣に恫喝されて一社をのぞいてダンマリを決め込んだ体たらくによく現れていますよね。
「書いた社は終わりだよーん」なんてヤクザ並みの脅しをされてフザケンナヨとならなかったお前らなんなのよという話です。
(オフレコというのはしゃべる前に宣言するから成立するのであって、知事との会談という公式の場でしゃべっちゃった後に「オフレコね」なんてふざけた話を許しちゃいけません。 記者諸氏にはその程度の常識もなかった?)
あーあ、なんだかやるせない話になっちゃって・・・
増税のことですが、本当に復興に使われるお金だったら私だって喜んで出しますけど、そこんところが難しいですねぇ。 こんな世の中ですから。
7/5のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 下降
フェーズ: 下降ユマ
損 益: なし
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