2011年4月7日木曜日

八百長 責めるのは簡単だけど・・・

日本では相撲の騒ぎが続いていますね。 

勝負ごとであるかぎり八百長はいけません。 そりゃそうです。

でも、この問題を力士の側から見ると、彼らにもひそかな言い分があると思うのです。


結論から先にいうと、八百長もしかたないぜよ、ということです。


まあまあ、怒らないで一回耳をかしてつかーさい。


ちょっと話がそれますが、PCの上で腰を落とすこのお相撲さん、先週の出張中にお世話になった人形なんです。

人形というか、ストレスを感じたときにムギューと握りつぶすアレです。 ストレスボールとかなんとかいいますよね。

たしかにストレスが大きい仕事だったのでずいぶんムギューをやりましたが、この「ボール」ったらハイハイ好きなだけやっていいよみたいな顔しているので、救われました。 ありがとう。

で、この写真を見て八百長騒ぎを思いだしたんです。


【以下、私見の嵐ですのでご理解ください】


大相撲ってのは、今のような年間6場所がむかしから行われていたわけではありません。

戦前までは確か3場所しかなく、しかもすべて東京で行われていたものが、1950年代になって大阪、九州、名古屋でも本場所が行われるようになり、一気に倍増したんです。


さて、以前は4か月に一度の本場所だったものが、2か月に一度になりました。

力士にとって何が変わったでしょう?

体調管理が難しくなったのです。 簡単にいえば、本場所で故障したとき、以前なら4か月かけてゆっくり治療・調整することができましたが (もちろん本場所の合間に地方巡業などがありましたが、本場所の負担とは比べ物になりません)、今の力士には半分の時間しか与えられていないのです。


あれだけの強烈なぶつかり合いをする競技に、怪我のあとわずか2か月で出場するのは、かなりたいへんです。
 
それでも力士はよほどのことがなければ休場させてもらえませんから、完治していない体で土俵に上がりますし、怪我をかばいながら相撲をとることで別のところを故障するという悪循環もあります。

怪我だけではありません。 力士には内蔵系の疾患も多く、そっちとの戦いもあります。

私は以前、力士という職業について、「2か月にたった2週間働くんなら楽な商売じゃん」なんて思っていました。 でも、仕事を通じて力士たちの実態を知るにつけ、そんな甘いものではないことがわかってきました。
 
力士なら誰しも何らかの故障をかかえています。 常に治りきらない故障を、いわばごまかしごまかししながら土俵に上がっているのです。
 
15日間すべてをガチンコでとっていたら身が持たない、だから時には互いに星を融通して助けあおう。 「八百長力士」がそう考えたとしても、私にはその気持ちがわかるような気がするのです。
 
 
それでもやっぱり100%ガチンコでなけりゃ許せないですか?
 
 
かつての兄弟横綱、若乃花・貴乃花がガチンコだったのは有名な話ですね。 でも、彼らの土俵人生が比較的短命だったのは、ガチンコの代償として怪我が多かったからだと言われています。
 
でも、彼らのばあいは、横綱OBとして相撲協会の理事クラスの椅子が約束されている(=自主廃業しなければ)ばかりか、親から受け継いだ相撲部屋や抜群の知名度のおかげで、引退後の人生を心配する必要はありませんでした。
 
でも、大半の力士はそうではありません。 多くは、引退後に何の保証があるわけでもなく、短い力士人生のなかでしっかりお金を稼いでおく必要があります。 
 
大関横綱にまで昇りつめれば、多額の給料やご祝儀が待っています。 でもそんな力士はほんの一握りのエリートであり、それどころか優勝なんか一度もしなくて引退する力士のほうが多いです。
  
  
そんな厳しい現実に直面しながら、少年のように瞳をきらきらさせて「目指すは横綱!」なんて言い続けられる力士が何人いるでしょう? むしろ、多くの力士が
 
できれば無事に長く相撲をとりたい。 そのためには、ぎりぎり十両・幕内にとどまれるだけの勝ち星をあげられればいい・・・

と思うのは無理からぬ話だと思うのです。 

苦しくなったら誰かから星をもらう(買う)、余裕のあるときは誰かに星をあげる(売る)といった行為の背景には、そんな事情があるのです。
 
「八百長力士」のなかには、ほんとに根性が腐った人もいるかもしれませんが、すべてがそうだとは思えないのです。


 
 
念のために申し上げますが、私は八百長擁護論者ではありません。 
 
(ただし、個人的には大相撲はスポーツではなく興行だと思っているので、八百長を不正だ!不正だ!といって糾弾する気持ちが少ないです。 でも、文科省から補助金もらっている立場では、何を言われてもしかたないと思います)
 
私がいいたいのは、今回のように大量処分を行い角界を「浄化」すればそれで本当に済むのか? ということです。
 
なぜ八百長が起きるのかという原因に光を当て、それをとり除かなければ、八百長は必ず再発すると思うからです。
 
力士個人にしてみれば、長く無事に土俵を勤めるということは、長い人生がかかっている一大事ですから、「正しくないから止めろ」と言われて素直に従える問題ではないからです。
 
 
では、どうしたらいいでしょうか?
 
 
解決策の材料は、冒頭で述べた力士たちの「ひそかな言い分」です。
 
 
ちょっと時間がなくなったので、続きは別の機会に。 なに、私が「うーん、どうしたらええんじゃ」と悩んでいたら、かみさんがヒョイと答えを出してくれたので、それを紹介するだけなんですが・・・
 
そんなわけで、またしてもしょうもない話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
  
 
 


4/7の結果です。



EUR/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス (買い・売りNG)
損  益: なし

マイルールでは買い・売りともにエントリー禁止。


基本ルールでは、エントリー締め切り時間の直前にブレーク。 入るかどうか微妙な時間帯ではありますが、一応ルール通りにエントリーして27pip獲得と記録しておきます。


EUR/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



 
GBP/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス (買い・売りNG)
損  益: なし

こちらも遅い時間にブレーク。 

翌日ボックスの完成(=前日ポジションの手仕舞い)まで時間があるので、ここまでは途中経過。 のちほどアップデートします。


【追記】 結局きれいにターゲットを達成しました。 マイルールは、35pipの利益を逃しました。





GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)


金曜日はユーロドルはお休み。 マイルールによりポンドドルのトレードはやります。 どんなチャンスが巡ってくるでしょうか。 明日(日本だと今日か)もがんばりましょう!

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