2011年4月21日木曜日

良いことは続く (こともある)

なんとまあ今月初めての利益が出た昨日

虎の子の利益を減らしたくない気持ちのカタマリになっていたところで、今日はマイルールにより両ペアともにエントリー禁止に。

どうせイースター休暇で普段とは違う動きになるだろうからお休みにしようと思っていたので、渡りに船のほったらかしでした。

(イースター休暇というのは、日曜日のイースターにむけて個人的に休む人が多い状態のことをいいます。 大口の機関投資家であろうと、トレーダーが休暇をとるのでポジションクローズということが普通に起きます。 ちなみに、役所や会社がお休みになるということはないと思いますが、カトリック系の大学は木曜から休みといった例はあります。)

で、うれしいことに、エントリー禁止を宣言したマイルール、ちゃんと当たりました。 60pipを失わずに済みました。



4/21のトレード結果です。 


EUR/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス (買い・売りNG)
損  益: なし

このチャートパターンでの売り禁止の理由は単純明快、「上昇トレンド中だから」というものです。 

だから今日のように下にブレークしても、上昇エネルギーがいきなり消えているわけではないので、大きめの戻しがきてストップアウトというケースが多くなります。


EUR/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



GBP/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス (買い・売りNG)
損  益: なし

こちらは上へブレークし、基本ルールによってエントリーできましたが、かなり強い押し目にあってストップアウトしました。

GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



じゃあ、なんで上昇トレンドなのに買いも禁止なのかという問題ですが、私にはうまく説明できません。

バックテストの結果、このチャートパターンでの買いの勝率が低かったので買いを禁止にした、というだけのことなので。

ちょっと不思議ですけどね。


しいて素人解釈をすれば、ユマやフラッグスタッフといった「トレンドが一度乱れた状態」からグッと持ち直して上げてくる時と比べると、フェニックスで上昇が持続している時は、伸びしろが少ないため、ターゲットに届かないことが多いのではないかと思います。

あるいは、フェニックスのときは押し目が大きくなりがちのため、ストップロスにヒットしやすいということもあるかもしれません。

以上は、バックテストしたチャートを見ての印象にすぎず、そういう問題意識で統計をとったりはしていません。


ところで、ポンドドルの「200SMA上昇中、上昇フェニックス」での「買い禁止」は、外れることが多いのでルール変更か? と先日書きましたが、まだ検討していません。 ちょっと体調が悪かったこともありで・・・

宿題が増えています。



それから、これはNYボックスとは別のワラビーという手法の話ですが、今日のポンドドルの動きをとらえて売りで利益が出ていたのでご紹介しておきます。

ワラビーはダイバージェンスをとる手法ですが、ロブ・ブッカーが開発した専用のストキャスを使います。

今日の例では、上向きの━━線で高値更新しているのに、ストキャスは━━線が下向きになったことから、売りのチャンスになりました。

エントリーは、一番下の普通のストキャスが80を割ったところ。 利食いは、エントリー前の安値もしくは62EMAで行うのが順当な設定。 50pipあまりの利益になりました。



私自身は、このワラビー手法のバックテストを十分にしていないので、リアルトレードをすることはありませんが、NYボックスをやるうえでの参考にしています。

今日のNYボックスはマイルールにより買い禁止でしたが、そうでなかったとしても、ワラビーの売りサインを見ることで買いエントリーを控えるか、ポジションを半分にするなどしたと思います。

ワラビーは、条件がきれいに整うことが多くない(←私が期待するほどには、という意味で)という難点があるものの、手法としては可能性があるように思われるので、今後も研究したいと思っています。

(ロブ・ブッカーが開発したワラビー専用のストキャスは、ロブ・ブッカー・ジャパンの会員であれば無料で配布を受けられると思います。 MT4などで使えるデータです。 詳しい解説ビデオもあります。 実際にはビデオほどうまくは行きませんけどね。)

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2 件のコメント:

  1. ダイバージェンスのエントリーポイントはだいたいオシレーターの線が下に下がる(或いは上に上る)ポイントですよね。結局そこだけを見ていればよいという結果からダイバージェンスそのものの確認の意味があまりないんです。心理的にこれからどうなるというのが若干期待できる部分はプラスになっている事はあると思いますけど。^^

    ところでワラビーって何の意味でしょう??

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  2. pipdealerさん、こんにちは。

    ダイバージェンスの一般論としては仰ることに近いと思います。 ですがワラビーについては、複数の時間足のストキャスを合成したという専用ストキャスの効果はそれなりにあるようで、私がバックテストした範囲では、よくあるダイバージェンス手法と比べて良い結果が出ています。 なので、ひとくくりにして語りにくいものはありますね。

    ただし、テスト結果が良いといいましても、大した利益は出ていません。 私が下手くそだからだと思いますが、今後テストを重ねて有効なマイルールが見つかればとは思っています。

    ワラビーは、ご存知のように小型のカンガルーのような有袋類ですが、たしかロブ・ブッカーがオーストラリア滞在中にアイデアを得たとかで名付けたんだと思います。

    アリゾナ州滞在中に思いついた法則を「アリゾナ・ルール」と名付け、チャートの態様ごとにフェニックスやフラッグスタッフなど州内の都市名をつけたこともあるので、そういう趣味の人なんでしょうね。 アメリカ人的な大らかさのようなものを感じます。

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