そういう凄いトレードをする人が本当にいるんですね。
50万円でスタートして1年で3億円! みたいな成功談はハイレバならではの産物だと思いますが、私のような臆病者にはありないありえない。
なにしろ リスク1% なんつってる底辺トレーダーですから。
でも 絶対に退場にならない という強みがある。
どんな亀でも、退場だけは避けて進み続ければ、最後はけっこうな山にも登れると思います。
ところで、そういう方向で考えていると、ちょっと今のやり方でいいのかという疑問が出てきます。
(以下、自分のアタマを整理するきっかけとして書くだけですので、読んでも普段以上にムダかもしれません)
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自分は、まだまだ勝ちに行こうとしている んじゃないか?
マイルールの要点は 「負ける確率が高いパターンのときはエントリーしない」 こと。
基本ルールで10回エントリーするところ、7回まで減らすことで、勝率を高めている。
それはそれでいい。
でも、さらに一歩進めて 「より勝つ確率が高いときだけエントリー」 したらどうだろう。
7回のエントリーを4回に減らし、更に勝率を上げる。
なんてことはできないだろうか。
勝率アップしても、エントリー回数が少ないから利益の伸びは鈍るだろう。
でも、より安全なトレードになったと言えるのかもしれない。
自分は、しょせんは亀トレーダーのくせに 「ちょっとでも早く進みたい」 という未練たらしい煩悩を抱えているような気がする。
いや、抱えている。
そうしたスピードへの欲求を捨て去り、 「より安全な道を歩く」 ことに徹したらどうなるだろうか。
勝ちに行くトレード をもっともっと捨てたら何がおきるだろうか。
3年後、5年後の自分はどこにいるだろうか。
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というふうに考えてみるとですね、今回ユーロ円・ポンド円をトレード対象に加えた (といってもテスト中ですが) のも、これと関係あるようが気がします。
つまり、手広くトレードするのは よりたくさん勝ちに行く ためではない。
むしろ、2通貨ペアで週に10回トレードしてきたのを、4通貨ペアで10回にするなんてことができるかもしれない。
そうすれば、勝率アップに加えて、利益も増える可能性があります。
より少なく勝っているのに儲かる、という図式です。
そのほか、不調な通貨ペアが発生したとき、それを気楽に捨てて残りの好調なペアに専念することができる。
それができれば、不調 → 焦る → 悪あがき → 怪我 の危険性が減る。
「より安全な道」 を歩くことができる ...
こんなこと、中級以上のトレーダーなら誰でもわかっていることで、「通貨ペア増やすのってそういう意味じゃん」 とか笑われそうでよね。
でも底辺トレーダーの私としては、手を広げる理由を自分に対してはっきりさせておかないと、どこかで勘違いして道を誤るような気がしたもんですから。
とにかく、こんなことを言ってられるかどうかは、今回テストを始めるユーロ円・ポンド円の調子しだいです。
すでにご説明したように、バックテスト期間が短く、しかも日足ではダウントレンド一本の期間だったので、データの信頼性が低いです。
現在ちょうどトレンド転換する可能性もあり、今後しばらく様子を見ないと本格的にはやれない。
なにしろ亀ですから、ゆるゆるやりまーす。
10/12のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス
損 益: なし
GBP/USD
トレードするペアを2個増やしただけですが、チャートを貼りつけたりするのが思いのほか煩雑ですわ。
これをずっと続けるのかどうか ...
ところで、11月下旬には、ユーロドルとポンドドルの記録を始めてから一年目を迎えます。
当初の目的は、マイルールが基本ルールより優れているかどうかの検証でしたが、それはちゃんと答えが出ていると思います。
なので1周年をもって、「基本ルールとの比較」 という記録のつけかたを終えるつもりです。
その後は、マイルールのブラッシュアップ。
この1年間のデータをもとに、ルールを修正する必要があるでしょう (なにしろ現行マイルールの根拠は2010年1~9月のデータだったもので ...)。
先日から試している ポンドドルの臨時ルール もその一環です。
ユーロ円・ポンド円は始めたばかりなので、どういう扱いにするかわかりませんけどね。
だいたい今までの私ときたら、本業のバックテスト屋 の仕事に魂がこもっておらず、とりあえず勝てるからいいやという姿勢があったと思います。
つまり、「本業はトレーダー」 みたいな顔をしていた。 底辺のくせにね。
これでちゃんと勝てるわけないんです。
今年8~9月のしんどい相場でかなりヒヤヒヤさせられたことをいいクスリにして、本来の立場にもどって研究に励むことといたしまするわい。
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