2011年10月18日火曜日

クスリとナイフの話

たとえばこの20年間、いや10年間でもいい、一度も病院へ行ったことがない人っていらっしゃいます?

私はかなり健康なほうだと思いますが、やれ花粉症だインフルエンザだぎっくり腰だと、振り返ってみればけっこう病院のお世話になっています。

まあそれが普通のヒトなんでしょう。


ところが日本のテレビ番組を見ていたら、作家の五木寛之さんがこの50年間、病院へ行ったことがないとおっしゃっているのを聞いてびっくり。

ほんまかいな?!

でも、有名人がそういうウソをついてもすぐバレるので、まあ本当なんでしょうね。
 
五木さんは、病気はむしろたくさんやった方だが、自分で工夫した健康法で乗り越えてきたというんです。

指先のマッサージなど誰でもできることで体を活性化し免疫力を上げることで、病気になりにくい体 になれる。 発病しても治りやすい体になれるといいます。

五木式養生法なんて呼ばれていて こんな本も出されたそうですが、いやー知らなかった。


五木さんは、たしか十代で母親を、二十代で父親を病気で亡くしていますから、病の恐ろしさを人いちばい知っていたはず。
 
そういう人が若いころに 「医者にかからない」 という決心をしたというのですが、それって普通の人と逆方向ですよね。

独力で人体と病気のメカニズムについて調べ、名高い医者から教えをうけたりしながら養生法を作り上げた。

その過程で、体が備えている力を活かしきるのが人間本来の生き方だと考えるようになったらしい。 そして、

「病院に行かず死ぬ羽目になっても、運命として受け入れる」 という覚悟のうえで自己流の養生をしてきたといいます。

すげー。


自分の体は自分でめんどうをみるのが本来の生き方だとおっしゃる五木さん。

これで思い出したのが、アメリカの薬局です。

処方箋なしで買えるクスリが日本よりかなり強力で、種類も豊富。

強いクスリは副作用や飲み合わせの危険も大きいので、アメリカ人はクスリについてよく研究している印象があります。

ネット上の情報交換も日本と比べてかなり盛ん。

独立心旺盛で自分の身は自分で守るのが基本のアメリカ人だから、すぐに医者に頼ることをしないのか?

そういう気質だから、日本人からみて貧しい保健制度であっても不満が少ないのか?

それとも、貧しい保健制度だから自分に頼るようになったのか?

いずれにせよアメリカでは、強いクスリを 自力で使いこなす ことが 「医療」 の大きな部分を占めている印象があります。

(それはともかく、じゃあアメリカ人がどれほど健康かというと、一部のアッパークラスに健康マニアが多いのは別として、世界に冠たる肥満大国を形成しちゃってるんですから不思議です。 まあこれは食文化や教育レベルといった、医療とは別次元の問題なんでしょうけど)


さて、日本のクスリが 「弱い」 のは何故かというと、それは厚労省が私たちを 守ってくださっている から。

無知な庶民が強いクスリを乱用したらえらいことになるだろうと。

素人はそういうことに手を出さず、医者にまかせないと。

だから日本では、効き目の弱いクスリが高く売られています。 高い理由は薬剤師業界の利権とかも原因ですが、とにかくいろんな規制が働いてそうなっている。

病気のクスリではないけど、妊娠検査薬なんて日本で1本が千数百円で売られているものが、アメリカだと百円ちょっとです。

だからアメリカからクスリを個人輸入する人が多い。

一方で日本では、 「国民の安全」 の名のもとに、クスリのネット販売にもどんどん規制をかけている。 

というふうに日本のお上は本当に面倒見がいいです。 一から十まで口を出してくるので、自己責任で生きる範囲が狭い。


子供にナイフを使わせるとき、よく切れるのがいいか 切れないのがいいか という問題がありますよね。

スパッといっちゃっうのが怖いのであんまり切れないのを使わせる、のは不正解。

切れ味が悪いぶん無理な力を入れる → しくじってスパッといきやすいから。 

よく切れるナイフを与えたほうが、正しい使い方 ができるので結局は安全。


あれれ?  「よく切れるナイフ」 と 「よく効くクスリ」 が重なっているような ...


話が飛ぶようですが、日本の国民医療費は高齢化によってどんどん膨張して30数兆円に達しています。

放っておけば制度が破綻するか、無理やり支えようとして政府の財政破綻が早まるか、それが嫌なら大増税するか ...

いずれにしてもロクな結果にならない。

もうそろそろ政府はこまごまと国民のめんどうを見なくてもいいんじゃないか。

「なるべく病院へ行くな、自分でなんとかしろ」

という方向にもっていかないと、結局は国民の首を絞めることになるでしょう。

よく効くクスリを自己責任で使うというやり方もあるかもしれません。

私個人はもともとクスリ嫌いなところがあるので、どちらかというと五木式養生法みたいなところでがんばりたいなと思います。


自分の体は自分でめんどうをみる。 なるべく。


みなさんはどうですか?



10/18のトレード結果です。 


EUR/USD
 
200SMA: 下降
フェーズ: 下降ユマ
損  益: ▲30pip

このフェーズでは通常は買いNGですが、ユマフェーズになってからローソク100本以上あったので、OKになりました。 エントリーしましたが、反転してストップアウトしました。



EUR/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



GBP/USD
 
200SMA: 下降
フェーズ: 下降ユマ
損  益: なし

マイルールでは売り禁止。 基本ルールでエントリーした場合、途中利益が40pipまで伸びましたが反転してストップアウトしました。
 
また臨時ルールでも、ストキャス30以下だったのでエントリー禁止でした。


GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)
 
 


【以下のトレードをしている理由は こちら をどうぞ】
 
 
EUR/JPY

200SMA: 下降
フェーズ: 下降ユマ
損  益: なし
 
マイルールでは買い禁止。 基本ルールでエントリーした場合、反転してストップアウトしました。


EUR/JPYの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)
 
 
  
GBP/JPY

200SMA: 下降
フェーズ: 下降ユマ
損  益: ▲30pip
 
ショートしましたが反転してストップアウトしました。

 
このペアは、ユーロドルと同じく、当面ストキャスをフィルターにしたほうがいいかもしれませんね。 ほかのバックテストが忙しくてまだ手が回っていませんが、急いでチェックしたいです。
 
GBP/JPYの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)




五木式養生法のうち、簡単なやつをひとつご紹介しましょう。

ただしテレビで見たやつのうろ覚えですから責任は一切とれません。 「こんな感じ」 というイメージだと思ってください。

手指 (とくに親指) の爪の根元を両脇から刺激する。 ぎゅっと押して、痛気持ちいいくらいに。

そうすると副交感神経が刺激され、眠りが深くなるほか、免疫力・自然治癒力が高まるといわれています。

ただし、薬指を刺激すると交感神経が刺激されるという説もありますので、そこらあたりは納得するまで調べたらいいと思います。

なにしろ、なるべく他人に頼らない健康法ですのでね ...
 
 
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