2011年10月9日日曜日

休日にいだく不吉な妄想

こんなベタなお祝いとかやります
体育の日、いかがお過ごしですか?
 
10日はアメリカでも負けずに祝日のため、マーケットはお休みです。
 
コロンブス・デーといって、かの冒険航海おじさんクリストファー・コロンブスが北米大陸に上陸したことを祝います。
 
(英語では コロンス・デー と聞こえます)
 
ところで、アメリカのおもしろいところは、カリフォルニアやテキサスなどいくつかの州では、この日がお休みじゃありません。


白人によるアメリカ 「発見」 が先住民にとっては弾圧と略奪の始まりを意味していたことから、90年代、この日を祝うことに反対する運動がいくつかの州でおきました。


そうした民意を反映して、州の祝日として祝うことをやめたといいます。 たぶん制度上は今でも祝日だと思いますけどね。


とにかく、なんでも全国一律ではなく、地域の自決権がしっかり機能している。

これだと、州によって運転免許の取り方が違うとか、税金のかかり方が違うとか、いろんなルールが変わってくるので、住民としてはめんどくさい。

でもそれは、地域ごとの自然や産業や文化などにフィットした行政ができていることの代償なので、トータルでは得しているんじゃないかな。


日本では、佐賀県の田舎のバス停を10メートル移動させるのにも、厚さ何十センチもの書類を霞が関まで届けなきゃいけないという、まあ誇張が含まれた話ではありますが、なんでもかんでも東京が仕切っている。

オイドンについてこい! by 大久保利通
ご存知のようにこの仕組みは、諸藩がばらばらに治めていた日本を統一した明治政府が整備したもの。

近代国家を大急ぎで建設するうえでは、東京からの大号令 が日本の隅々へ行き渡るこのシステムはすごく有効だった。

全国が一丸となって文明開化・富国強兵の道を突っ走り、あっという間に国際社会でそれなりの地位を占めるに至った。


でも時代はずいぶん変わりましたよね。

地域の事情にそぐわない一極集中行政。 巨大化しすぎた霞が関(=官僚)の利権。 それにたかる政治家 ...

アメリカ式がなんでもいいという話ではまったくありませんが、日本では多くの識者が道州制について真剣に議論しています。

地域のことは地域でやる。

中央政府の仕事は、外交、安全保障、経済政策だけ。

そんな日が日本にやってくるのかどうかわかりませんが、少なくとも10年や20年で変わるような話じゃないでしょうね。

だから私はしぶとく長生きして、そういう大きな社会の変化をこの目で目撃したいと思っています。


あ、しかしですね、不吉な想像でまことに恐縮なんですが、

世界大恐慌で先進国も新興国も経済が壊滅

日本は財政破綻でハイパーインフレ

巨大地震で首都崩壊

いずれも実際に可能性ありますけど、こんなのが一度におきたら日本は明日にでもポシャっ。

根本から立てなおすことになったら、大きな構造改革もあり得るかなあ。

逆に、非常時だからこそ中央がしっかり仕切る! となって明治に逆戻りか ...

いずれにせよ、凡人には想像もつかない未来です。



ところでFXトレーダーの皆さん、

経済がどうなろうが、日本がどうなろうが、通貨の売買がなくなることはありませんから、しっかりスキルを磨いて不安定な時代を生き延びましょうね!

私は、ここ2~3ヶ月を振り返ったところ、NYボックス的に調子のよかった通貨ペアがあるので、今後しばらく試してみようかと思っています。

たとえばユーロ円とかね。

ただし、 「ここ2~3ヶ月」 が対象のバックテストは最近の流れにはマッチしているかもしれませんが、データの少なさはやっぱり不確定要素です。

トレードするにしても小さなロットになりますね。

いずれにせよ、もう少し検討してみまーす。


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