2011年10月17日月曜日

マイルール、変じゃない?

きのう改訂したユーロ円・ポンド円のマイルールについて、変だぞと思われた方がいらっしゃるのでは。

例えば今日がそうでした。

ユーロ円・ポンド円ともに、チャートのパターンは 「200SMA上昇、上昇フェニックス」 で始まりました。

しかし、ユーロ円はエントリー可、ポンド円は禁止と、ルールが異なります。

それだけじゃありません。 ユーロドル・ポンドドルだって、最近のチャートを並べると、どれがどれだか見分けがつかないほど似たような動きをしています。

なのに、この4通貨ペアのなかで今日の序盤、無条件でエントリーしていいのはユーロ円のみでした。

4通貨ペアの1時間足。 ぱっと見て区別ついたら天才。

このように、同じ動きをするチャートだったら同じエントリールールでよさそうなものなのに、そうはならないのが現実です。

理由はもちろん、ルールの根拠になっているバックテストの結果です。

ユーロ円とポンド円を比べてみましょう。

今年1~9月のバックテストによれば、 「200SMA上昇、上昇フェニックス」 での買いトレードの成績は、

ユーロ円 14勝9敗   165pip

ポンド円  7勝14敗 ▲270pip

これほどの差が出ると、ユーロ円はエントリー可、ポンド円は禁止というルールにせざるをえませんよね。

このようにして決めていくと、似た動きのペアであっても、まるで別もののルールになります。

なぜこうなるのか?

ローソクの大きな流れはそっくりでも、NYボックスはあくまで15分足を使った細切れのトレードです。

なので、たった1本のローソクが 「フェイク」 でボックスをブレークしやすい、つまり、最終的には上へブレークするくせに、その前に ちょっとだけ下へ飛び出す クセがあったとすれば、それだけで勝率が下がります。

ブレーク後、押し目や戻しがちょっとばかり強く出やすいペアも、ストップロスにかかりやすく勝率が下がります。

利益ターゲットとなるピボットも、実は通貨ペアごとにけっこう違う高さに出ますから、NYボックス的に届きやすいかどうかという違いも成績の差につながります。


そんなわけで、似たような動きをするペアに違うルールが適用されることは、自分でも不思議な気がするところではありますが、以上のようなことが理由だと思っています。

バックテストをやってるとオモロイ発見があります。

オモロイだけじゃなくて 「勝てる発見」 が続々とあればいいんですけどねぇ ...


以上、中級以上のトレーダーにはとってはきっと当たり前の話をかましてしまったでござる。




10/17のトレード結果です。 


EUR/USD
 
200SMA: 上昇
フェーズ: 下降ユマ
損  益: ▲30pip

最初のブレークのときはフェーズが上昇フェニックスだったので、エントリー禁止。 【追記】 基本ルールでエントリーした場合は、39pip獲得しました。

再ブレークの時点では下降ユマに転じていたので、ショートしました。 しかし反転してストップアウト。


基本ルールだとでエントリーでしたが、こちらはまだ結果が出ていません。 のちほどアップデートします。

EUR/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



GBP/USD

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス ~ 下降ユマ
損  益: なし
 
最初に飛び出したヒゲを越える終値が出ず、エントリーチャンスはありませんでした。


GBP/USDの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



【以下のトレードをしている理由は こちら をどうぞ】
 
 
EUR/JPY

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス
損  益: 45pip
 
ダイバージェンスが出ていたこともあり、期待どおりに下へブレーク。 
 
今日のターゲットは週足ピボット━━ でした。

 
EUR/JPYの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)
 
 
 
GBP/JPY

200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス
損  益: なし
 
マイルールでは売り禁止。 基本ルールでエントリーした場合、20pip獲得でした。 (ターゲットにできる日足ピボットがない場合は、20pipを狙います)
 


ユーロ円と同じく、売っていれば勝ちでした。 しかし長い目で見ると負けることのほうが多いということです。
 
GBP/JPYの成績表はこちら (常に最新のものにアップデートされています)



4つのペアの取引結果をアップするのもそれなりに骨ですが、これだけのトレードに目を配りながらバックテストなんぞをしていると、なかなか落ち着きません。

慣れもあるでしょうけど。

やっぱり、稼ぎの悪いフェーズはどんどん外すようにして、トレード回数を減らしたほうがいいかなと思っています。

そんなぐうたらトレーダーと比べると、複数の通貨ペアの1分足や5分足をにらみながらトレードしているデイトレーダーというのは、その集中力というか根性というか、すごいパワーですね。

爪の垢が欲しいところでもあるが ... ハテどうしたものか。


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