例えば今日がそうでした。
ユーロ円・ポンド円ともに、チャートのパターンは 「200SMA上昇、上昇フェニックス」 で始まりました。
しかし、ユーロ円はエントリー可、ポンド円は禁止と、ルールが異なります。
それだけじゃありません。 ユーロドル・ポンドドルだって、最近のチャートを並べると、どれがどれだか見分けがつかないほど似たような動きをしています。
なのに、この4通貨ペアのなかで今日の序盤、無条件でエントリーしていいのはユーロ円のみでした。
4通貨ペアの1時間足。 ぱっと見て区別ついたら天才。 |
このように、同じ動きをするチャートだったら同じエントリールールでよさそうなものなのに、そうはならないのが現実です。
理由はもちろん、ルールの根拠になっているバックテストの結果です。
ユーロ円とポンド円を比べてみましょう。
今年1~9月のバックテストによれば、 「200SMA上昇、上昇フェニックス」 での買いトレードの成績は、
ユーロ円 14勝9敗 165pip
ポンド円 7勝14敗 ▲270pip
これほどの差が出ると、ユーロ円はエントリー可、ポンド円は禁止というルールにせざるをえませんよね。
このようにして決めていくと、似た動きのペアであっても、まるで別もののルールになります。
なぜこうなるのか?
ローソクの大きな流れはそっくりでも、NYボックスはあくまで15分足を使った細切れのトレードです。
なので、たった1本のローソクが 「フェイク」 でボックスをブレークしやすい、つまり、最終的には上へブレークするくせに、その前に ちょっとだけ下へ飛び出す クセがあったとすれば、それだけで勝率が下がります。
ブレーク後、押し目や戻しがちょっとばかり強く出やすいペアも、ストップロスにかかりやすく勝率が下がります。
利益ターゲットとなるピボットも、実は通貨ペアごとにけっこう違う高さに出ますから、NYボックス的に届きやすいかどうかという違いも成績の差につながります。
そんなわけで、似たような動きをするペアに違うルールが適用されることは、自分でも不思議な気がするところではありますが、以上のようなことが理由だと思っています。
バックテストをやってるとオモロイ発見があります。
オモロイだけじゃなくて 「勝てる発見」 が続々とあればいいんですけどねぇ ...
以上、中級以上のトレーダーにはとってはきっと当たり前の話をかましてしまったでござる。
このようにして決めていくと、似た動きのペアであっても、まるで別もののルールになります。
なぜこうなるのか?
ローソクの大きな流れはそっくりでも、NYボックスはあくまで15分足を使った細切れのトレードです。
なので、たった1本のローソクが 「フェイク」 でボックスをブレークしやすい、つまり、最終的には上へブレークするくせに、その前に ちょっとだけ下へ飛び出す クセがあったとすれば、それだけで勝率が下がります。
ブレーク後、押し目や戻しがちょっとばかり強く出やすいペアも、ストップロスにかかりやすく勝率が下がります。
利益ターゲットとなるピボットも、実は通貨ペアごとにけっこう違う高さに出ますから、NYボックス的に届きやすいかどうかという違いも成績の差につながります。
そんなわけで、似たような動きをするペアに違うルールが適用されることは、自分でも不思議な気がするところではありますが、以上のようなことが理由だと思っています。
バックテストをやってるとオモロイ発見があります。
オモロイだけじゃなくて 「勝てる発見」 が続々とあればいいんですけどねぇ ...
以上、中級以上のトレーダーにはとってはきっと当たり前の話をかましてしまったでござる。
10/17のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 下降ユマ
損 益: ▲30pip
GBP/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇フェニックス ~ 下降ユマ
損 益: なし
最初に飛び出したヒゲを越える終値が出ず、エントリーチャンスはありませんでした。
最初に飛び出したヒゲを越える終値が出ず、エントリーチャンスはありませんでした。