2011年12月1日木曜日

ちょびっと泣きたい


どうやらユーロ円は逆張り専用になっちゃったみたいですね。
 
イコールNYボックスでやってはいけない通貨ペア?!
 
先日わたしが並べ立てた楽観論の続きをやってみましょうか。
 
あの記事のあと2敗したので、10月12日からの通算は11勝7敗。
 
勝率は61.1%ですから、バックテストの10ヶ月平均66.6%を下回りました。
 
下回ったからどうだという話ではないんです (平均値というのは、それを下回るときがあるから平均というので) が、グラフを見ちゃうとちょっと気分悪いです。
 
前回のグラフに、その後の2敗をつけ足しました。
 
 
右下がりに垂れたところが、いやーな感じ。 
 
でもこのグラフは単なる現状認識のために貼りつけたものなので、これでどうするというふうには考えていません。

こんなこと言っちゃった手前もあり、あっさり降参するわけにはいかんのでござるよ。
 
というか、あっさり降参しそうな自分を戒めるために書いたものですから。
 
なので今日の書き込みは あーあ... と言ってみたかっただけ、
 
という普段に輪をかけてふざけた根性。
 
ほらバレーボール選手だって 「涙が出ちゃう はあと」 って瞬間があるじゃないですか。 
 
 
 
おっさんがこれ言ったときのドン引き率100%。
 


 
12/1のトレード結果です。
 
 
EUR/USD
 
200SMA: 上昇
フェーズ:  上昇フラッグスタッフ (買いOK)
損  益:  なし
 
元気よくブレーク してマイルールではロング可でしたが、エントリーしませんでした。
 
ひとつには、トレードソフト (GFT系) のほうではすでに上昇フェニックス=ロング禁止になっていたから。
 
もうひとつは、 目先に強いレジスタンス (=下のチャート) があり、いずれにせよエントリーはここを越えてからと思っていたからです。





 
EUR/USD 成績表
 
 
 
EUR/JPY
 
200SMA: 上昇
フェーズ:  上昇フェニックス
損  益:  ▲30pip
 
長い足を見るとユーロドルに似た状況もあったのですが、あんまりそれに囚われるとNYボックスはトレードできなくなるのでエントリーしました。
 
冒頭にも書いたように、今のユーロ円のボックスブレークは逆張りサインですかと聞きたくなるような状況ですが、実際にはそうでもないという中途半端な状況が悩ましいですね。


 
EUR/JPY 成績表



この方向感のなさについてのファンダメンタルズ的な説明はナンボでも可能でしょう。

まあそれはそれとして、なにしろ今週は雇用統計直前だったからなーと、そっちのせいにしたがる私の気持ちわかりますよね?

来週こそシャキっとしてちょうだいねというささやかな期待があるから。

たのんまっせユーロさん。

・・・ところがというかなんというか、今朝がた見た夢は傑作でした。

朝起きてトレードソフトを立ち上げてみたところ、ユーロ関係のチャートがちゃんと表示されない。

なんだかでたらめな線がゴニョゴニョ引いてあるだけ。

トレードできねーじゃん!

焦りまくっていると、ニュースのウィンドウが異様な点滅をしていることに気付いた。

真っ赤な文字がズラーっと流れていく (←実際にはこうじゃない) ので読みにくいのだが、どうやら 「ユーロ廃止」 というニュースらしい。

ええええっユーロなくなった?!

てか予告もなく朝起きたらいきなりってねーだろと怒っていたら、PCが 「ドイツマルクのチャートに切り替えますか?」 と聞いてくる。

そのとき私の頭をよぎった感想が笑えます。

ああそうね。 マルクなら信用できるわ。

どんな落ち着きぶりですかみたいな反応ですが、最近のFXトレーダーの意識調査したら結構こんなもんじゃないですかね。

ユーロもういいよ、と。


実際どうなるでしょう。

EUとしては欧州中央銀行に大きな権限を集中させて 「一通貨、一金融政策」 という、いわば当然のことを断行する、つまり加盟国の政府・中央銀行の権限をとりあげるところまでやらないとユーロを守ることは難しいでしょう。

そうやって身も心も一致団結して守り通すのでなければ、あとは分裂しかないと思います。

ドイツとフランスが 「ユーロの次」 についてヒソヒソ相談中とかいう噂もたっている。

マルクやフランといった単独通貨に戻ることは考えにくいが、独仏を中心とした ちゃんとした国 だけでクラブを作ればいい。

そう思っている市民は多いでしょうが、EUというのは通貨統一だけではなく関税撤廃といったさまざまな利益の共有のうえに成り立っているので、一部の国による抜け駆けはEUそのものの崩壊につながるでしょう。

EUは1957年に設立されたEECを基礎として、小石を積み上げるような努力で築いてきた仕組みですから、その崩壊はヨーロッパ経済の崩壊を意味する。

だから動きがとれない。 動けないなら現状維持しかない。 でもそれが超むずかしいから困っている ...

極東出身でアメリカにいる私ごときの夢にも登場するくらいだから、ユーロの将来はほんとにデカイ問題なんですね。


ところで、「もしもユーロがなくなったら」 という問題がトレーダーとしての私にどう降りかかるかといえば、それはもちろんバックテストのやりなおしです。

ユーロ円やユーロドルのマイルールは吹き飛んでしまうので、新たな◇◇円、◇◇ドルのデータを引っ張ってきて研究するしかない。

ユーロ発効以前の 「ユーロのデータ」 は、マルクやフランなどのデータを合成したものだと聞きました。 だから長期の月足などを見ることができる。

でもそれは、バラバラだったもの (マルクやフラン) がひとつにまとまる (ユーロ) からできることであって、逆だったらどうるんでしょうね?

ユーロの一部が独立して新しい通貨になったとき、この10年間の 「新しい通貨のデータ」 は何が材料になるのか?

想像もつきません。


てなぐあいに妄想は次々に広がるばかりですが、ついでにもう一発妄想しておくと、「ユーロ崩壊」 へのひとつの備えは、ユーロ以外の通貨によるトレードスキルということになりますよね。

円、ドル、そして豪ドル・加ドルといった資源国通貨の組み合わせによるトレードを身につけておけば、まさかのときに棒立ちにならずに済むかもしれません。

でもNYボックスが通用する範囲は狭いので、まったく別の手法を勉強する必要がある。

・・・と、こんなことをぐだぐだ書いていると、あながち妄想とも思えなくなってくるから文字の力は怖ろしいです。

さてとりあえず USD/AUD の研究でも始めるか ... (はい。半分以上マジですよ)

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2 件のコメント:

  1. こんばんは。
    本当にユーロ円は困ったもんですね。
    自分もユーロ円をメインに今フォワードテストしてますが、
    逆張りの方がいいのか!と考えてしまいます。
    まあ上手くいかない時期はあるのでドローダウンとして
    捉えていますがフォワードテストでこうだと
    実弾使うの躊躇います。
    まあただルール通りにやるしかないのですが…

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  2. やまネロさん、こんにちは。

    そうですか、テスト中なんですね。
    こりゃもう実弾使うのをためらうどころか、今使ってるやつはほとんどアホだし、今からやるというのなら命がけで止めたいくらいですー。
    ルール通りというのはつらいですねぇ...
    でも長い目で見ればきっと陽が差しますから、じっくり腰すえてがんばりましょうぜ!

    (差さなかったら差さなかったで、そんとき考えましょう)

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