2012年1月10日火曜日

変な本、売ってるぞー


きのうのついでに、またロブ・ブッカーに触れておきます。
 
彼がまた本を出しました... といってもちょっとへんてこりんな状況。
 
The Education of a Zombie Trader
 
ゾンビ・トレーダーの教育とでも訳したらいいんでしょうか、物語の始まりはこんなふうらしいです。
 
酔っぱらったハリー・ベインズがオフィスの床で目覚めたとき、あたりにはトレードのミステリーがびっしりと書き込まれた一冊のノートとウイスキー瓶、そしてオフィスの受付嬢がころがっていた。 ハリーの銀行口座には9万ドルが。 そして彼は問題を山ほど抱えている ...
 
ハリー・ベインズといえばこちらの本の主人公だったんですが、その後いったんは成功したものの、ふたたびドツボにはまっちゃったんでしょうか?
 
ロブはハリーにどんな試練を与えようというのか、ちょっとそそられるシチュエーション。
 
 
という本の内容はさておき、面白いのはこの本がわずか 99セント で売られていること。
 
雑誌より安いんかい! と驚くところですが、理由があります。
 
ひとつにはキンドル版であること (紙の本が出るかどうかは不明)
 
もうひとつは、今回発売されるのが物語の 「第一部」 であること。 合計どれだけあるのか知りませんが、とにかくばら売りだったら安いのは当然。
 
 
どうしてこんな売り方をすんでしょうか?
   
■ 一冊まるまる仕上がっていなくても販売開始できる = スピード感あるビジネスが可能
 
■ 格安にすることで客が手を出しやすい
 
■ 読者の反応を見ながらストーリーを軌道修正できる
 
こんなメリットが考えられますが、ロブの本がどれにあたるのかはわかりません。 すでに書き終えているのかもしれませんしね。


いずれにせよ、今後は電子出版の強みをいかしながら従来の通念をくつがえすビジネスが広がるんだろうなあ。
 
楽しみだなあ。
 
それにしても日本の出版業界は何やってんだろ。
 
「技術革新はチャンス!」 という発想を持てない会社・業界が必ず没落してきたことは、情報産業に携わる者だったらよく理解しているはずなのに。
 
自分の会社だとそうは思えないのか。
 
それとも上層部の団塊世代が過去の成功体験にしがみついて保守化してるから?
 
「技術革新は敵」 なんですかそーですか。
 
 
とはいっても、電子出版はいろんなかたちで広がっているみたいで、面白いシーンを目撃することがあります。
 
かみさんがiPad でアメリカの雑誌ショップを見ているところ。
 
どういう仕組みか知りませんが、岐阜県の旅情報誌なんてのが出てくるんですね。
 
まさに、目に見えるボーダーレス化。
 
こういうふうにどんどん世界が塗り変わっていることを肌で感じれば行動も変わってくるんでしょうが、絶海の孤島の住人はやっぱり黒船がやってきてアーシロコーシロ言われないと変われないんだろうか。
 
とにかく海外在住者としては日本語出版物の本格的な電子化を待つばかり。
 
そうなりゃじゃんじゃんお金使うんだけどなあ ...
 
 
  
 
1/10のトレード結果です。
  
 
EUR/USD
 
200SMA: 下降 → 上昇 (売りNG)
フェーズ:  上昇ユマ
損  益:  なし
 
下へのブレークがありましたが、マイルールによりショート禁止。 現在、再ブレークしそうな様子もありますね。


 
EUR/USD 成績表
 
 
 
EUR/JPY
 
200SMA: 下降 ~ 上昇
フェーズ:  上昇ユマ
損  益:  なし
 
こちらはショートOK。 ですが、最初に下へブレークしたローソクはデータが飛んでいるようで、実際には長ヒゲをつけて終わっています。
 
現在再ブレークする可能性があるので、そうなったらエントリー。 結果はあらためて。
 

 
EUR/JPY 成績表

 

さてさてまことに突然ではありますが、このブログも今週で打ち止めにしようかと思っています。
 
ブログを始めた当初の目的はあらかた達成できたこと、

今後はブログに使ってきた時間をほかのことに使おうかと思っていることが理由。
 
永久に終了というのではなく、そのうちフラリと戻ってくる可能性もありますけどね。
 
とにかく、こんなふざけたブログをお読みいただいた皆さんに感謝あるのみ。
 
とりあえずご挨拶一発目でした。


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2 件のコメント:

  1. ずっと拝見していたので残念です。アメリカの実情は面白いですね。また再開する日を楽しみにしています。

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  2. 長谷川さん、お久しぶりです。

    ずいぶん長い間お読みくださっているみたいで、ほんとに嬉しいです。
    こういう方がいらっしゃるのに止めちゃうっていうのは、なんだかひどく勿体ないことをしているようで、後ろ髪を引かれます。
    まあそれでも人は進歩もしなくちゃならいので次の扉を開けると、そんな感じです。
    どこかでまたお目にかかれるといいですね。
    長谷川さんもトレーダーでいらっしゃるのなら、今年の幸運をお祈りいたします。
    2012年はけっこう 「動く」 ような予感を持っていますが、それがチャンスになればいいですね。

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