2012年1月9日月曜日

いつ専業トレーダーになるのか


仕事を辞めて専業トレーダーになろうと思っている人たちへのアドバイス。
 
 
1) 現在の生活費の110%に相当する額を、少なくとも3ヶ月連続してトレードで稼げるようになったら仕事をやめる。
 
2) 少なくとも3ヶ月ぶんの生活費を銀行に入れておき、(緊急事態以外は)手をつけない。
 
3) 専業になることを家族(や必要と思われる人たち)に宣言し、仕事を辞める日をカレンダーに記入する。
 
4) 専業になったとき、新しいPCやモニターをすぐに買わない。 トレード環境は何も変えない。
 
 
以上は、ロブ・ブッカーが自分自身と周囲の人々の失敗から導き出した教訓。
 
いずれもきわめて真っ当な話ですよね。
 
私が妙に共感したのが最後の 「新しいモノを買うな というやつです。
 
専業になったぞ!よーしやるぞ! と意気込んでハイスペックなPCや大型モニターを仕込みたくなるのが人情だと思います。
 
でもロブは、ここまで従来の道具でやってこれたのなら今すぐに新しい機材は必要ないでしょ? と言っているわけです。
 
必要もないのに変に気負って仕事の環境を変えてしまうと調子が狂う、これまでやれていたことがうまく出来なくなる ...
 
そんな落とし穴があること、だいたい想像できますよね。
 
 
この件についてロブが挙げたちょっと極端な例は、90年代のサンフランシスコにあった社員数人のヘッジファンドでした。
 
小さな会社でしたが、芸能人などのお金持ちルートを開拓することで、なんと三百数十億円の資金を集め、これをオプション取引に投入することになった。
 
よっしゃあこれでウチも一人前の会社じゃあ! と意気込んだ社長、さっそくオフィスを豪華に改装し最新型のPCを買いこんだ。
 
 「万全の体制」 で臨んだ新規事業、しかし会社は取り引きに失敗、短期間で250億円を失った ...
 
オフィスの改装だけが原因で何百億円飛ばす奴もいないでしょうから、これは経緯をばっさりはしょった笑い話みたいなものなんでしょうけど、まあ言わんとするところはわかる気がしませんか?
 
人間だれしも、調子に乗って浮ついたときがアブナイと。
 
振り返ればわが人生、そのような失敗をどれだけ重ねてきたことか、思い出すたび頭をかきむしるところでござるゆえ、ロブ殿の申されることシカと心に刻みおるところ。
 
 
ロブ・ブッカーのこのアドバイス、新年にスタートした教育コースの一環なんですが、こうしたネタは彼が長年書き溜めたノートから選んだものだそうです。
 
トレードアイデアなど技術的なことのほか、心理面や日常的な問題についていろんなことを書き込んできたが、これまでその内容を明かすことはほとんどなかったといいます。
 
新しいコースでは、今後一年間のうちにこうした 「ノート・ネタ」 をいろいろ紹介するようなので、ちょっと楽しみです。
 
上記のアドバイスについても、まだいろいろ言いたいことがあるそうなので、面白い話があったらご紹介します。


【あ、紹介しているのは非会員でも閲覧できる公開済み情報ですので秘密の漏えい(!)にはあたりません
 


1/9のトレード結果です。
  
 
EUR/USD
 
200SMA: 下降
フェーズ:  下降フェニックス (買い・売りNG)
損  益:  なし
 
ボックスからのブレークがありませんでした。


 
EUR/USD 成績表
 
 
EUR/JPY
 
200SMA: 下降
フェーズ:  下降フェニックス (買いNG)
損  益:  なし
 
上へのブレークがありましたが、マイルールにより買い禁止でした。


 
EUR/JPY 成績表



先日、タンパク質の一種 グルテン が原因の病気 セリアック病 の話をしましたが、患者はどれくらいいるんだろうかと思っていたんです。

スーパーマーケットでも、店によってはグルテン・フリー食品をたくさん置いているので、けっこう患者が多いんじゃないかと夫婦で話し合っていました。

かみさんがググったところ、アメリカ人の133人に1人がセリアック病なのだそう。

人口3億ですから、225万人。

名古屋市の人口に相当します。

これだけの人が食い物を大きく制限されて苦しい生活をしているというのは驚きで、変な言い方ですが、グルテン・フリー食品がビジネスとして成立するわけです。

幸いなことに日本では非常にまれな病気だといいますが、そのせいでグルテン・フリー食品が普及しておらず、患者さんにとっては厳しい状態だと思います。

知り合いに患者がいたらこっちから食品をジャンジャカ送って支援するんだが、幸か不幸か今のところそういうニーズはありません。
 
 
下のボタン、ポチしていただけると嬉しいです。 ほんとに元気出るんです。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿