軽快なパンツルックに身を固め 、さあやるぞってな格好。
え? ファーストレディが商売替え?!
と思った視聴者がいるわけないですが、これはABCの番組で実際に放送された場面です。
以前にご紹介した エクストリーム・メークオーバー 。
地域社会に貢献しながらまっとうに生きているが事情により満足な家に住めていない人に新築住宅をプレゼントする人気番組です。
最近の放送では、ついにファーストレディが登場。
さすがに大工仕事はしませんでしたが、家づくりにいろいろと協力していました。
今回の対象は、ノースカロライナ州の黒人女性バーバラさん。 軍隊に15年勤めた経験があります。
彼女が住む地域には、軍を除隊したあと仕事に恵まれず困窮する女性がたくさんいます。 その多くは黒人です。
そりゃそうでしょう。 アフリカ系の人たちはもともと学歴・職業に恵まれない層なので、軍に入る率が高い。
暮らしが保証されるから。
でも入隊後いろいろあって辞める人も多い。 とくに女性は子育てとの両立問題がきっかけになるケースが多い。
軍は辞めた、子供あり、仕事なし。 アメリカ全体が不況にあえぐなか、ホームレスにまで転落する女性がどんどん増えてきた。
そこでバーバラさんは、彼女たちのためのシェルターホーム、つまり避難所を作りました。
作ったといったって、バーバラさん自身がぎりぎりの暮らしをしていますから、自宅を改造して女性たちに住んでもらうスタイル。
でも、スペースに限りがあってバーバラさん一家もたいへんだし、家は老朽化してみじめな状態に...
そこに現れたのがエクストリーム・メークオーバー、という展開。
超スペシャル企画としてオバマ夫人が登場し、家づくりのアイデアを出したり現場でいろんな手伝いをしたりするほか、ファーストレディとしてバーバラさんに言葉を贈りました。
「すべての国民を代表してあなたの社会貢献に感謝する」
ホワイトハウスの公式便箋に自筆でしたためられたその言葉は、バーバラさんの仕事机の天板に埋め込まれていました。
なかなか感動的でした。
それはそれとして意地悪な私が思ったのは、
大統領選挙が近づいてるんだなあ、ということ。
もうおわかりですよね。
黒人という社会弱者。
兵役で国家に貢献した女性たち。
この人たちをファーストレディが讃え、助けるというストーリーがどれほど黒人有権者に訴えかけるか。
黒人じゃなくても、一般的な民主党支持者へのアピールは強いと思います。
番組を見ていると、超多忙なファーストレディをけっこうロケで拘束していることがわかります。
普通だったらありえないレベル。
でも選挙活動だと思えばお安い御用で ...
選挙は来年にせまっていますが、奥さんのこうした援護射撃を受けても、旦那さん苦戦中ですね。
不支持率55%という調査もありますが、やっぱり足をひっぱっているのが雇用・経済政策。
オバマさんが勝負に出た超大型の雇用対策法案も、共和党が邪魔して成立のメドが立っていないし。
今の不況ってのはアメリカ単独の現象じゃなくて、世界的な経済の構造というか、時代がそこまで来ちゃったせいなので、政府の力で好転するようなレベルではないと思うんですけどねえ...
でもアメリカ人の政府への最大の要求は、
仕事 (=成功のチャンス) をよこせ
そのほかの世話はゴチャゴチャ焼かなくていい
というのに尽きるといいますから、現状ではオバマ政権の不人気も仕方ないんでしょうね。
必死のオバマさん、今後どんどん選挙モード = 票に結びつく政策を打ち出していくでしょう。
それらの政策が本当にみんなの得になるかどうかは別。
日本にだっていろいろ関係ありますよね。
アメリカの動きに注目していきましょう。
ところで、ファーストレディ登場の回はこちらでご覧いただけます。
本放送のときと同じ回数のCMが入りますので、すごくお暇な方むけです(笑)
10/7のトレード結果です。
(金曜日、ユーロドルはお休みです)
GBP/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 上昇ツーソン ~ フラッグスタッフ
損 益: なし
元気よくブレークしましたが、雇用統計への反応でチャートが暴れていたこと、その結果ヒゲが長かったことによりエントリーせず。
しばらくして長ヒゲを終わり値で超えるローソク↓もありましたが、ストキャスが75以上あったため 臨時ルール によりエントリー禁止でした。
ストキャスの臨時ルールですが、今日のようにはっきりとした理由があって吹きあがるときは無視していいんだと思います。
だけど、チャートが暴れているときに取りに行くノウハウが私にはないんだなあ ...
お祭りで勝つにはそれなりのテクニックが必要でしょうけど、なにより度胸がよくないと勝負に行けない。
私はチキンハートなので無理。
胆ばふっとか男んなりたかー。
「エクストリーム・・・」 を見たあとでかみさんがひとこと、
今はファーストレディが専門職出身っていう時代になったのかしらね、と。
そういわれると、ヒラリー・クリントンもミシェル・オバマも弁護士。
でも、これは民主党系の話。
父ブッシュ・息子ブッシュの奥さんは、どちらかといえば古き良き家庭婦人という印象で、これはまあ共和党のイメージかなあ。
党派によるものなのか、ヒラリーとミシェルがたまたまそうなのか。
次なるファーストレディがどんな人なのかによって、時代の流れが見えてくるのかもしれませんね。
んなこと言ってると 「次も私よ!」 とミシェルさんに叱られそう。
彼女はなかなか きもばふとかおなご に見えます。
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