今ごろになって気付いたことがあるんですが ...
証券会社がやるセミナーって、けっこうヤバイかもしれないという話。
セミナーといってもいろいろありますが、相場観測的なやつではなく、トレード手法を教えますみたいなやつ。
私は元来、無料の情報は基本的に無価値と割り切っているので、証券会社の初心者向けセミナーみたいなものは無視していました。
先日、ふとどんなことを教えているのかが気になり、ある会社のセミナーの録画を見てみたんです。
社員のお姉さまが出てきて教えていたのは、ひとことでいえばトレンド系・オシレーター系のインディケータの使い方。
ひととおり個々の説明をしたあと、お定まりの 「ゴールデンクロス」 がなんたらといった解説へ。
ゴールデンクロスがひとつの指標になることは確かでしょうが、それだけで勝てたという話は聞いたことがありませんよね。
通貨や相場の流れなど、足場をよく見極めないとロクな勝率にならないし、何より大切なのはポジションサイズ、損切り、利確といったエントリー以外の部分。
そこにはひとことも触れることなく 初心者に逆張り を教えてるんですから、まあかなり危ないといえば危ない内容。
アクセルの踏み方だけ教えて 「ドライブは楽しいよ」 と言っているのに等しいです。
でも、だからといって証券会社が邪悪だとか言うのは早計な話。 彼らは一所懸命に商売してるだけなんですから。
それにしても、社員がちょっと残業してPCに向かってしゃべるだけ、これといった経費もかけずに 「トレードはカンタンですよ!」 と吹き込むだけなんだから、ずいぶんお手軽なプロモーションやなあ 。
これで初心者にとっての敷居を少しでも低くすれば、利益に直結します。
100人のうち5人がセミナーを真に受けて 「よっしゃゴールデンクロスだ」 みたいなトレードを始め、そのうち1人が資金を溶かすまで頑張ってくれればそれなりに儲かる、みたいな世界 (まじめに言うなら、その人の資金・ポジションサイズ次第ですけどね) 。
要するに、証券会社に儲け方を聞くのは基本的に間違い。
彼らの目的は、私たちではなく会社が儲かることですから、彼らが言うすべてのことはそういう方向性です。
企業だったら当然ですわな。
勝てるトレーダーを育てないと証券会社は儲からないという側面はあります。
たしかに、勝てるトレーダーは資産を増やしたぶんポジションサイズが大きくなるので上客。
小さな証券会社であれば、たった数人の優秀なトレーダーが取引額の大半を占めることもあるらしい。
でも優秀なトレーダーというのは、すでにいろんな経験を踏み台にして成長してきた人なので、今さら証券会社が 「育てる」 必要などありません。
というか、本当に勝てる技なんてのは証券会社が教えられるレベルをはるかに越えています。
証券会社がやれることというのは、客の大半を占める初心者の尻をたたいてどんどんエントリーさせることぐらい。
たとえ小額でもいい、誰かが一回エントリーするごとに証券会社は確実に利益を上げています。
勝ちトレードだろうが負けトレードだろうが関係なし。
証券会社が、初心者もしくは懲りない負け組トレーダーを 「元気づける」 理由はここにあります。
何百人が資金を溶かして退場しようが、次に入ってくる何百人が同じことをしてくれればいい。
要するに、回転さえしていればいい。
そこのところを意識したうえで彼らの言い分に耳を傾けるなり傾けないなりしないと、われら純真可憐なるトレーダーは一枚また一枚と衣服を剥がれかねない。
だから証券会社のセミナーには気をつけましょう。
とくに 「カンタン〇〇」 とか言ってくるときは、アクセルの踏み方だけ教えてくれるやつですからご用心。
繰り返しになりますが、証券会社は常に エントリーという商品 を私たちに買わせようとしていることを忘れたくないです。
「お客様に勝っていただくことが私たちの喜び」 みたいに言われたら
わかったわかった 「買っていただく喜び」 だろ?
ぐらいに受け流すことが、心と財布の健康を保つ秘訣じゃないでしょうか。
・・・ と、ふだん温厚で知られる (?!) 私が証券会社に厳しいことを書いちゃった理由は、あるFX情報サイト。
そのブログ紹介コーナーで、私のしょうもない記事が紹介されました (現在はもうブログ紹介をしていないようですが)。
そのこと自体は可でも不可でもなく、どうでも構いません。
ただこうした情報サイトは、証券会社からの広告収入や口座開設者の紹介手数料などで運営されているものと思われます。
だとしたらここでブログが紹介されたオレは証券業界に間接的に加担したことになるんじゃないかと、ちょっとエラそうですがそう考えたんですよ。
つまり、FX面白そうだな、儲かりそうだな、割と簡単そうだな、よしやってみるかというふうに人々を誘導する流れを助けたということ。
そういう誘導自体がけしからんとか思っているわけじゃありませんよ。
サイトはそれなりによくできていて、初心者が情報収集するのに便利だし、自分が始める頃にこういうサイトがあったらよかったのになんて思うくらい。
でも、 「サクサク注文バリバリ儲ける! 注文しやすいのはどのアプリだ?!」
みたいな文言が躍っているのを見ると、ああ やっぱりビジネスなんやなあ と思っちゃうわけですよ。
こういうのを見てどう行動するか、そりゃすべては個人の判断ですけれど、誰かちょっとくらい正気にかえるようなことを言うやつがいてもいいんじゃねえのかと思ったわけです。
情報サイトの人がこれを見たら不愉快かもしれないけど。
ごめんね一所懸命仕事してるのに。
でも私としてはですね、トレーダー仲間のほうが大事なんですよ。
1/12のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 下降~上昇
私は元来、無料の情報は基本的に無価値と割り切っているので、証券会社の初心者向けセミナーみたいなものは無視していました。
先日、ふとどんなことを教えているのかが気になり、ある会社のセミナーの録画を見てみたんです。
社員のお姉さまが出てきて教えていたのは、ひとことでいえばトレンド系・オシレーター系のインディケータの使い方。
ひととおり個々の説明をしたあと、お定まりの 「ゴールデンクロス」 がなんたらといった解説へ。
ゴールデンクロスがひとつの指標になることは確かでしょうが、それだけで勝てたという話は聞いたことがありませんよね。
通貨や相場の流れなど、足場をよく見極めないとロクな勝率にならないし、何より大切なのはポジションサイズ、損切り、利確といったエントリー以外の部分。
そこにはひとことも触れることなく 初心者に逆張り を教えてるんですから、まあかなり危ないといえば危ない内容。
アクセルの踏み方だけ教えて 「ドライブは楽しいよ」 と言っているのに等しいです。
でも、だからといって証券会社が邪悪だとか言うのは早計な話。 彼らは一所懸命に商売してるだけなんですから。
それにしても、社員がちょっと残業してPCに向かってしゃべるだけ、これといった経費もかけずに 「トレードはカンタンですよ!」 と吹き込むだけなんだから、ずいぶんお手軽なプロモーションやなあ 。
これで初心者にとっての敷居を少しでも低くすれば、利益に直結します。
100人のうち5人がセミナーを真に受けて 「よっしゃゴールデンクロスだ」 みたいなトレードを始め、そのうち1人が資金を溶かすまで頑張ってくれればそれなりに儲かる、みたいな世界 (まじめに言うなら、その人の資金・ポジションサイズ次第ですけどね) 。
要するに、証券会社に儲け方を聞くのは基本的に間違い。
彼らの目的は、私たちではなく会社が儲かることですから、彼らが言うすべてのことはそういう方向性です。
企業だったら当然ですわな。
勝てるトレーダーを育てないと証券会社は儲からないという側面はあります。
たしかに、勝てるトレーダーは資産を増やしたぶんポジションサイズが大きくなるので上客。
小さな証券会社であれば、たった数人の優秀なトレーダーが取引額の大半を占めることもあるらしい。
でも優秀なトレーダーというのは、すでにいろんな経験を踏み台にして成長してきた人なので、今さら証券会社が 「育てる」 必要などありません。
というか、本当に勝てる技なんてのは証券会社が教えられるレベルをはるかに越えています。
証券会社がやれることというのは、客の大半を占める初心者の尻をたたいてどんどんエントリーさせることぐらい。
たとえ小額でもいい、誰かが一回エントリーするごとに証券会社は確実に利益を上げています。
勝ちトレードだろうが負けトレードだろうが関係なし。
証券会社が、初心者もしくは懲りない負け組トレーダーを 「元気づける」 理由はここにあります。
何百人が資金を溶かして退場しようが、次に入ってくる何百人が同じことをしてくれればいい。
要するに、回転さえしていればいい。
そこのところを意識したうえで彼らの言い分に耳を傾けるなり傾けないなりしないと、われら純真可憐なるトレーダーは一枚また一枚と衣服を剥がれかねない。
だから証券会社のセミナーには気をつけましょう。
とくに 「カンタン〇〇」 とか言ってくるときは、アクセルの踏み方だけ教えてくれるやつですからご用心。
繰り返しになりますが、証券会社は常に エントリーという商品 を私たちに買わせようとしていることを忘れたくないです。
「お客様に勝っていただくことが私たちの喜び」 みたいに言われたら
わかったわかった 「買っていただく喜び」 だろ?
ぐらいに受け流すことが、心と財布の健康を保つ秘訣じゃないでしょうか。
・・・ と、ふだん温厚で知られる (?!) 私が証券会社に厳しいことを書いちゃった理由は、あるFX情報サイト。
そのブログ紹介コーナーで、私のしょうもない記事が紹介されました (現在はもうブログ紹介をしていないようですが)。
そのこと自体は可でも不可でもなく、どうでも構いません。
ただこうした情報サイトは、証券会社からの広告収入や口座開設者の紹介手数料などで運営されているものと思われます。
だとしたらここでブログが紹介されたオレは証券業界に間接的に加担したことになるんじゃないかと、ちょっとエラそうですがそう考えたんですよ。
つまり、FX面白そうだな、儲かりそうだな、割と簡単そうだな、よしやってみるかというふうに人々を誘導する流れを助けたということ。
そういう誘導自体がけしからんとか思っているわけじゃありませんよ。
サイトはそれなりによくできていて、初心者が情報収集するのに便利だし、自分が始める頃にこういうサイトがあったらよかったのになんて思うくらい。
でも、 「サクサク注文バリバリ儲ける! 注文しやすいのはどのアプリだ?!」
みたいな文言が躍っているのを見ると、ああ やっぱりビジネスなんやなあ と思っちゃうわけですよ。
こういうのを見てどう行動するか、そりゃすべては個人の判断ですけれど、誰かちょっとくらい正気にかえるようなことを言うやつがいてもいいんじゃねえのかと思ったわけです。
情報サイトの人がこれを見たら不愉快かもしれないけど。
ごめんね一所懸命仕事してるのに。
でも私としてはですね、トレーダー仲間のほうが大事なんですよ。
1/12のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 下降~上昇
フェーズ: 下降フェニックス~上昇ユマ
損 益: なし
上へのブレークがありましたが、200SMAが下向きだったのでマイルールにより見送り。
その後200SMAが上昇に転じましたが、高値更新は長ヒゲだったのでエントリーチャンスはありませんでした。
EUR/USD 成績表
EUR/JPY
200SMA: 下降~上昇
EUR/JPY 成績表
あらら、ほんとに終わっちゃいますこのブログ。
とはいっても完全終了ではなく、期限を決めていない休止と考えているので、いずれの日かにシレっと再開する可能性もあります。
とにかく、ここまでお付き合いいただきまして有難うございました。
当たり前ですが、読んでくださる方がおられることが何よりの励みでした。
その励みが、FXの勉強のほうにも良い作用をしたと思います。
感謝あるのみ。
今さらですが、なにかコメント (やクレーム) をされたい方は、いつでも書き込んでください。
このブログが存在する限り、コメントをいただいたときはメールで知らせが来ますので、反応することができます。
最後に、今後の皆さんのトレードが ぐう! なものになることを祈りつつ、おいとまを申し上げます。
損 益: なし
上へのブレークがありましたが、200SMAが下向きだったのでマイルールにより見送り。
その後200SMAが上昇に転じましたが、高値更新は長ヒゲだったのでエントリーチャンスはありませんでした。
EUR/USD 成績表
EUR/JPY
200SMA: 下降~上昇
フェーズ: 下降フェニックス~上昇ユマ
損 益: なし
ユーロドルと同様の展開で、最初のブレーク ↑ は200SMAが下向きだったので買い禁止。
200SMAが上向きになったところで再ブレーク ↑ しましたが、13:00 (日本時間27:00) を過ぎていたため時間ルールにより見送りました。
損 益: なし
ユーロドルと同様の展開で、最初のブレーク ↑ は200SMAが下向きだったので買い禁止。
200SMAが上向きになったところで再ブレーク ↑ しましたが、13:00 (日本時間27:00) を過ぎていたため時間ルールにより見送りました。
EUR/JPY 成績表
あらら、ほんとに終わっちゃいますこのブログ。
とはいっても完全終了ではなく、期限を決めていない休止と考えているので、いずれの日かにシレっと再開する可能性もあります。
とにかく、ここまでお付き合いいただきまして有難うございました。
当たり前ですが、読んでくださる方がおられることが何よりの励みでした。
その励みが、FXの勉強のほうにも良い作用をしたと思います。
感謝あるのみ。
今さらですが、なにかコメント (やクレーム) をされたい方は、いつでも書き込んでください。
このブログが存在する限り、コメントをいただいたときはメールで知らせが来ますので、反応することができます。
最後に、今後の皆さんのトレードが ぐう! なものになることを祈りつつ、おいとまを申し上げます。
最後にもう一回ポチしていただけると嬉しいです。 ご支援、多謝。