テレビの天気予報のときに出てきた映像ですが、なんでしょう?
宇宙から見た渡り鳥 ... じゃないですよね。
実は、ある平日の昼間にアメリカの空を飛んでいた旅客機の数なんです。
いったい何機?
正解を次の3つの中から選んでこちらの電話番号におかけくださいじゃなくて延べ3300機あったそうです。
さすが世界のCNN、なんでも教えてくれます。
どうしてこの数字に興味を持ったかというと、それは心配症のかみさんのせい。
飛行機に乗るたび、大丈夫? と必ず聞いてきます。
科学的に厳密に言えば、そんなこと私は知りません。
まあそれでも大丈夫に決まってるじゃんと答えるのが夫のつとめ。
「こんなに毎日じゃんじゃん飛んでるのに、落ちたって話はたまーにしか聞かないだろ?」
という補足説明をしているんですが、何機飛んでいるのか知らないで言ってるんですから無責任なものです。
旅客機は年間に何フライト飛んでいるのか?
3300機に365日を単純に掛けると120万。
アメリカでは、少なく見積もっても100万フライトほどの便が飛び交っていることになります。
これだけ飛んでるんだから落ちる確率なんてたいしたこたないぞと、今度からは自信をもってかみさんに言い渡すことができます。
せっかくなので実際の確率はどうかと調べてみました。
アメリカ国家運輸安全委員会の調査によれば、アメリカ国内の航空会社を利用した人が死亡事故にあう確率は、0.0009%なんだとか。
10万回乗ったら1回弱死ぬ勘定。
まあその程度じゃなかったら、パイロットやスッチーのなり手なんかいるわけがない。
10万回というのは、毎日1回搭乗しても273年かかる回数。
この確率、クルマと比べた場合でもかなり低いです。
アメリカでクルマに乗車中に事故死する確率は0.03%ですから、飛行機で死ぬ確率はその30分の1にすぎないんです。
だから、いつも乗ってるクルマがそんなに怖くないんだったらヒコーキはその 30倍安心 しててOK♪ という説得力あふれる説明が可能になりました。
よかったよかった。
(・・・それでも旅客機に乗るたび 「俺の人生、今日が最終日かも」 と覚悟する私自身の習慣に変更はないのであった。つまり、落ちる確率は10万分の1でも、落ちたときに死ぬ確率はほぼ100%であり、そこから目をそらすことは容易ではないのだ。)
11/30のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 上昇
フェーズ: 下降フェニックス
損 益: なし
あまりにも結果論ですが、最初のブレークでエントリーしておけば90pip近く取れましたねー。
ヒゲが長いとはいっても三分の一程度だったので、もっと全体が短いローソクだったらエントリーする可能性の高いパターン。
でもすごい勢いで吹きあがっていたので、こういう時はビビっちゃって手が出ません。
↓ で終値が再ブレークしましたが、この時点でボックスから170pip も離れていたため、見送りました。 こういうのを取れたらたいしたもんなんだが ...
EUR/USD 成績表
EUR/JPY
200SMA: 上昇
フェーズ: 下降ツーソン
損 益: ▲30pip
ユーロ円、おととい書いたトンネルからの出口はまだ見えません。
EUR/JPY 成績表
旅客機は自動車よりかなり安全、 という確率論はよく耳にますが、だからといってヒコーキは平気という人が続出しないのはなぜでしょう?
飛行機事故は一度に亡くなる人が多いためメディアが騒ぐ
↓
悲劇が強く心に残る
たいていのクルマの事故は一瞬の出来事だが、飛行機事故は機体が故障したりしてヤバくなってから墜落まで時間がかかることが多い
↓
その間の乗客の気持ちを想像したときの 恐怖が強く心に残る
と考えてみたんですがどうでしょう。
刷りこまれた恐怖に左右されているんでしょうね。
やっぱり人間の心というのは、理性ではなく感情によって支配されるところが多い。
最近私が 「勝ち方メモ」 なんていうシリーズを書いている理由は、もろにこれだと思います。
バックテストデータをもとにしたルール、つまり確率論に従ってトレードしているくせに、利益ターゲットが遠いとか連敗したとかいう理由で心がぐらつき、ルールから外れた行動をしてしまう。
そんな感情的な行動が合理性を欠いているということを、私自身、くりかえし心に言い聞かせないと身につかない。
なので 「勝ち方メモ」 は、人さまにモノを教えようなんていうつもりはさらさらなくて、ひたすら自分への説得工作として書いています。
近いうちにアップするつもりの5回目では、雇用統計や介入などで爆上げ (下げ) しているときにNYボックスでエントリーしたらどうなるかという話を、少し意外なデータ (←私にとっては) とともにご紹介します。
今日うまくいかなかったヤツが言うことに説得力ないかもしれませんが。 ふう ...
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