それでもワシントンDCでは、合衆国初代大統領をたたえる巨塔 ワシントンモニュメント がヤバイことに。
てっぺん近くの大理石タイルが何枚か剥がれ落ちたんですが、なにしろ高さが170メートルもあって危険なため、周囲が立ち入り禁止になりました。
それくらいの被害で済んでいればいいのですが、内部構造までよく調べてみないとダメージの全容がわからない。
放っておいていつかボキッとなったりしたらコトです。そこで調査のため塔に登った人たちがいます。
カメラマンも△△ですな |
登山装備で身を固め、頂上付近で作業する映像。
景色はいいけど... 怖っ。
それにしても、建築技術者で、なおかつ170メートルの塔にロープ一本でよじ昇って仕事のできる 女性 が果たして日本にいるだろうか?
いるかもしれないけど、そういう人のところには物珍しさでマスコミが押しかけ、お得意の 「女性初の〇〇」 と騒ぐんだろうな ...
とりたてて 「女性なのに!」 みたいな扱いをするわけでもなく淡々とこの話題を伝えるCNNを見ながら、そんなことを考えていました。
日本では 「男の職場」 「女の職場」 という区別がけっこうはっきりしていて、女性の建築技術者や男性の看護師に出会うことが少ない、というかほとんどない。
アメリカではずいぶん前からそういうのが普通みたいです。
でも男女には体格・体力の差があるから、どんな仕事でも完全に対等にこなせるわけじゃない。
たとえば警察や軍隊みたいなところでは、女性の役割をうまく割り振る必要がある。
では、女性の進出は社会のお荷物なのか?
つまり、男性の現場に女性が入ってきたがるのでしかたなく仕事を割り振っているのか?
全体で均してみればそんなことはないと思います。
伝統的に男優位と思われていた仕事で、実は女性のほうが力を発揮しやすいという例はたくさんあるようです。
たとえば営業職にしても、男性よりも先天的に コミュニケーション能力 が優れている女性のほうが向いているとも言われてるし、好成績をあげる女性はゴマンといる。
ただし日本には、営業に 接待 がからむビジネス習慣があり、そうした現場に女性が踏み込みにくい、あるいは踏み込むと妙なセクハラ沙汰になったりして仕事の意欲をそぐといった問題もある。
だから女は引っこんでろ、日本には日本のビジネススタイルがあり、それに適応できないなら女は来なくていい ...
てなことを言いだすオジサンがたくさんいることでしょう。
でもそういう順番でものを考えていて大丈夫なのかな、日本は?
たしかOECDだったと思いますが、日本経済の今後の成長を左右するのは 女性の就業率 だと言っています (OECDばかりじゃなく世銀だとかいろんなところが同じこと言ってますけどね)。
女性がもっともっと社会に出て働かないと、日本経済は沈没しまっせと。
単なるアタマ数という意味ではなく、男には考えつかなかった価値を女性が生み出し、新しいビジネス機会を創造するチャンスがふくらむ。
女性は社会に埋もれている知的財産なんですね。
また、経済と労働市場がともに成長すれば、社会福祉を老人が食いつくす超高齢社会をなんとか支えることもできる...
でも現状では、日本の女性就業率は先進国中でもかなり低い。
なおかつ合計特殊出生率も最低の部類にはいるので、いったい日本の女性は毎日なにして暮らしてるの? という話になります。
就業を邪魔するものはたくさんあると思います。
彼女ら自身の価値観の問題もあるでしょう。
働きやすい会社、業界になっていないという問題も。
金銭的に報われにくいことも障害。 同じ仕事をする男女の給与格差を見ても、日本は発展途上国なみに女性を安く使っているから。
いろいろひっくるめたところで働くメリットが感じられないから働かない。 そんな女性も多いことでしょう。
これからの日本をどうするのか?
高度経済成長はもう必要ないというか、無理。
だから今後は低成長の時代なんだが、それすらどうかというほど日本の労働力は不足しています。
解決策は3つしかありません。
出生率アップ、移民導入、女性就業率アップ。
このうち現実的なのは女性就業率だけというのは誰もが同意するところでしょう。
・・・なにかアメリカを見ていると、今でこそ深刻な不況と失業率にあえいではいますが、若者が多い、女性が元気、ハングリーで優秀な移民が流入し続けていることなど、潜在的な活力はやっぱり群を抜いているなあと思うんです。
この国には未来があるぞお、という感じ。
170メートルの巨塔によじのぼって元気に働く女性の姿に、いろんなことを考えさせられました。
10/3のトレード結果です。
EUR/USD
200SMA: 下降
フェーズ: 下降フェニックス
損 益: ▲15pip + 27pip
① エントリー後、強く戻されてストップアウト。 しかしポジションサイズを半分にしていたので、実質15pipの損失でした。 62EMAまでの戻りを想定しストップロスを45pipまで引き上げようか (←それでもリスクは0.75%ですが) とも思ったのですが、それでもぎりぎり引っかかった可能性があり、まあラッキーな展開でした。
② 再ブレークはもっと自信をもって入れましたが、9月に身についてしまった慎重さ (というかビビりぐせ) ゆえ、ポジションサイズを2/3にしました。 チャート上は41pip取れましたが、実質27pipと記録します。
② 再ブレークはもっと自信をもって入れましたが、9月に身についてしまった慎重さ (というかビビりぐせ) ゆえ、ポジションサイズを2/3にしました。 チャート上は41pip取れましたが、実質27pipと記録します。
ストキャスは、いい位置でのエントリー。 戻りが強かったですが、大きな流れとしてはよい結果につながりました。
GBP/USD
200SMA: 下降
フェーズ: 下降フラッグスタッフ
損 益: なし
そういえば先日終了した朝ドラの 「おひさま」 ってのは、これを成し遂げたぞー!という立身出世的な物語ではなくて、平凡な人生を淡々と描いていましたね。
夫がいて子供がいて友達もいて日々の暮らしの小さな幸せをかみしめる、みたいな生き方が共感を集めたのか、けっこうな視聴率だったそうで。
あらら。
私なんぞが 「女性よ、社会に飛び出せ!」 とかほざいてるのとは違う空気みたいですね。
同じく好評だった 「ゲゲゲの女房」 も、しゃしゃり出ることなく常に控えめな態度で夫を助ける、古き良き主婦像だったような気が ...
いま一番ウケるのはこれなの?
もちろんそういう生き方には価値があるし、性格が向いている人もたくさんいる。
だけど、日本女性の多くが
「オンナの生き方ってこれでいいんだァ。旦那についてきゃいいんだァ」
「・・・だって社会進出なんて辛いから」
という方向に向かっているのだとすれば、それはちとヤバくねえかと心配するわけですよ。
日本にとって大成功だった戦後半世紀の成長モデルは、今いろんな意味で通用しなくなりつつあります。
そしてモデルチェンジのためには元気な若い力が必要。
でも今の日本は、男も内向き、女も内向き。
拙者には 逆向き のような気がしてならない ...
お前んちはどうかって?
かみさんずっと仕事してるし、今はちょっとハードな勉強しながら次のステップを目指してます。
より社会の役に立つ人間になってくれるよう願っておるでござるよ。
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