アメリカの不景気、なかなかたいへんな状況だぞという話。
まあ、ここで何度も繰り返してきた話題ですけどね。
かみさんが仕事の関係でお固い服が何着か必要になったため、DC近郊のわりと大きなアウトレット・モールへ行ってきました。
レイバーデー(勤労感謝の日)の週末とあってアメリカ中でセールが行われていますが、アウトレットでもいつもに増して激しくオベンキョーしていたようです。
「ようです」 というのは、かみさんが回遊するあいだ私は駐車場でマイカー警備員として活躍していたので、ランチを食った以外は足を踏み入れなかったから。
で、オベンキョーのことですが、あるブランドは値札から50%引き+30%引き+20%引き!
だったらタダじゃんってのはちょい慌てすぎでっせ。
値札100ドル×50%=50ドル
50ドル×70%=35ドル
35ドル×80%=28ドル が正解。
トータル72%引きですから相当なディスカウントですが、「50+30+20%」という3段階にすることでなんだかとっても景気良く値引きしているような気がするのは私だけ?
そんなふうにして知恵をしぼって、なんとか売り上げを増やそうと苦労しているんだと思いますが、つまりアメリカでは物が売れていないんだなあと改めて思ったわけです。
「景気よく値引き」 なんて悪い冗談でしかないですよね。
仕入れた商品をとにかく現金化してキャッシュを回さないと、社員の給料も店の家賃も電気代も出ないという状態なんでしょう。
先週の雇用統計でも明らかになったように、世の中に仕事がない=金回りがよくない状態から脱出できないアメリカ。
ここをなんとかしないと、世界経済の大停滞が待っている (と専門家が言ってます)。
どうすりゃいいの?
とりあえず消費の底上げをしなくちゃですね。
今日のモールでは中国人パワーが目立っており、特に彼らのお気に入りのCOACH などのショップは、すごい熱気のなかで中国語が飛び交っていたようです。
行け行けー、買って買って買いまくるのじゃあああ!
とチャイニーズパワーだけに頼っているわけにはいきません。
この空前の円高をいかして日本人だって活躍できまっせ。
円建て収入がある皆さん、じゃんじゃん買い物に来てください。
お財布持ってアメリカに集合!
熱烈歓迎!
(燃料サーチャージ、すごく上がってるみたいですけど ...)
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